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『Beep21』セガ・アーケード メモリーズ by 元『ゲーメスト』ライター きらり屋 -memory11- アーケードゾンビガンシューの金字塔「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」


セガのアーケードゲームが当時ゲームセンターでどのように盛り上がっていたのか、ゲーム史としてどのような位置づけとなるのか、1980年代から1990年代を中心に「あのころのセガ」についてつづる『Beep21』の好評連載『セガ・アーケード メモリーズ』。今回は、元『ゲーメスト』スタッフの中でも数少ない女性ライター、きらり屋氏に執筆を依頼しました。当時攻略担当していた「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」について、当時はどのような盛り上がりだったのかを振り返っていきます。

▼豊臣和孝氏による過去のコラムは以下からご覧ください

▼石井ぜんじ氏による過去のコラムは以下からご覧ください

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今回の執筆者 : きらり屋氏(元『ゲーメスト』ライター)

きらり屋:1973年生まれ。元『ゲーメスト』ライター。ゲーム雑誌やWeb媒体でライター経験を経た後、出産でゲームから遠ざかったが、再び毎日ゲーセンに通う日々。アーケードゲームの全国ハイスコア集計ボランティアスタッフを務める傍ら、アーケードゲーム筐体の同人誌を作る筐体好き。セガの原体験は「アフターバーナーII」。

今回は memory 10「バーチャコップ」に続き、セガを代表するガンシューティングゲームのひとつ「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」を紹介。ゾンビを題材としたホラー系のアーケードガンシューの代表格と言える本作は、1997年アーケードで発売された1作目が大ヒットして以降、正当シリーズの他にも、外伝的な作品やガンシューと異なるジャンルの派生作品が生まれたり、家庭用移植も世に送り出されました。ここでは初代アーケード作品にスポットを当てて紹介していきます。

ⒸSEGA

ホラー映画に入り込んだ気分でガンガン撃って楽しめる

特殊工作員トーマス・ローガンとその相棒Gは、国際諜報機関・AMSから遺伝子研究所の研究員失踪事件を調査する司令を受け、研究所の所長Dr.キュリアンの館に乗り込みます。そこは人為的に作り出されたゾンビやクリーチャーがさまよう死の館と化していて、ハンドガンを武器に婚約者ソフィーと行方不明の研究員を救出するため屋敷を進み、キュリアンの野望に迫っていく……と、こんなストーリーが展開します。

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