むぎちゃ

2022年6月よりアメリカとフランスに留学中の映画学生です。

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2022年6月よりアメリカとフランスに留学中の映画学生です。

最近の記事

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大学生になって考える将来のことと日本

大学生になると、「将来」との距離が突然縮まる。 今までは「大学で何を学びたいの?」「将来の夢は?」などの漠然とした質問(大学については、専門的に芸術を経験したことがなくて、分野についてあまり詳しくなかった自分にとってはすごく曖昧だった)がよく聞かれていたが、大学生になって、特に映画学生になって、「将来現場でどの役割をやってみたいの?」「どこの企業で働きたいの?」という具体的な質問に変わった。 映画を作りたい、本場で学びたい。これが高校生までの自分の夢だった。 でも、その先

    • もうすっかり

      もうすっかり春になり、後2週間ほどで今学期が終わろうとしている。 なんと最終学年になろうとしている自分。信じられない。(これはまた別の機会にじっくりお話ししたい。) 意図的ではないけれど、しばらくnoteと距離をとっていた。 自分の記事を見返すと昨年まではnoteは自分の感情の捌け口、ぶつける場所がない溢れ出した感情を吐きだめる場所だったように思うが、その一方でうまく文章が書けなかったり、描くことが義務になって逆にモヤモヤを増殖させる原因になってしまっていた。 しかし、今年

      • 9,034 km離れたベッド

        私は寝る前に、自分に言い聞かせる。 「私は今、9,034 km離れたベッドに横たわっていて、これから目を閉じるところだ。」 瞑想のアプリの音声ガイドが、何度か深呼吸をするよう私に指示を出す。 私は、9,034 km離れた場所の乾いた空気を体に蓄える。空気が私の中で循環する。 私は頭の先からつま先まで、ゆっくりと時間をかけながら力を抜いていく。 スーハー、スーハー。 私の頭は冴えきっている。 私は自分に暗示をかける。 「朝の8時きっかりに目を覚ますように。」 新しい1日が始

        • ブランケットにくるまってアイスを食べたい

          2ヶ月ぶりくらいにここに戻ってきました。 なんでだろう。ノートを書くといつも、自分自身にセラピーをしているというか、心身をちゃんとケアしている気持ちになる。居心地のいい、もう一つの自分の居場所がここにはあるのかもしれない。 9月の初めに、なんと二十歳になった。 「年齢なんてただの数字ですよ」そうサラッと言える大人になりたいなんて不躾なこと考えたりしている。まあ確かに、二十歳になったからといって特に大きな変化は経験していない。芸術に触れている多くの人って、老いや死、その先につ

        • 固定された記事

        大学生になって考える将来のことと日本

          迷い道くねくね

          趣味、得意なこと、興味のあること… 今はちゃんと答えられない質問たち。 少し道に迷ってしまって、けれどしっくりくる道を探すのに歩き回る力も蓄えていなくて。 なんとなく自分を見失ってしまったというか、頭を抱えることが多くなった。 さらに、留学生になって日本を自分のアイデンティティとして語るようになったことも影響しているのだと思う。 昨日、キンドルでふと目に止まって、数秘術の本を読んでみた。 自分の生年月日を一桁になるまで全部足して、本質数から性格などを読み解いていくというやつ

          迷い道くねくね

          廃人のよう

          眠れない時の定番、ノートを今日も書いていこうかなーなんて。 タイトルにもある通り、ここ最近は課題も好きなことも何も手につかない状態が続いている。このノートだってそう。もう下書きが3、4つ溜まっているのだけれど、全部中途半端。 状況から見て、いつもの燃え尽き症候群かな? 先週は授業最終週で、課題も大詰めだった。まだ明日提出のファイナルエッセイが一個残っているけれど、それ以外は終わっている。 はあ終わって解放!という感覚より、今は後悔や不安の方が大きい。突然、上から鉄の塊が落

          廃人のよう

          映画学生2年目に差し掛かろうとしています。

          明日までのリーディングやろうとして、ちょっと遠回りしてしまったので、再度エンジンをかけるためにノートを書くことにした。 ここ数日、シチューとかサバ味噌煮定食とか日本食がどうしても食べたくなって胸がキュッとなることがあった。今日は牛角のシュリンプヌードルなるものを頼んで食べてみた。焼肉のたれの味のする麺と、付属の味噌汁がちょうど良い濃さで、ほっとするひとときを送ることができて満足した。 まだ授業始まって3週間とかだけど、16mmフィルムの授業はもうすぐファイナルの撮影を開始

          映画学生2年目に差し掛かろうとしています。

          スピード

          こんなに人生を猛スピードで駆け抜けたことは無いんじゃないか。 人生の大半を同じ街、家で過ごし、小学校、中高はそれぞれ6年間同じ場所に通っていた自分にとって、今の人生は信じられないくらい速く進んでいる。 はやい、早いと言うべきか速いとするか… 自分の中では、体感が短いというよりも全てが超高速で回っている感じがするので「速い」の方がしっくり来るかもしれない。 学生のうちだよね、消費されない、自分だけの芸術づくりに集中できるのは。 今はとにかく、大きなインパクトのあるイベント

          デジャヴ

          日常生活の中で、何度も既視感のある場所に訪れることがある。 これはあまり周りに話したことがないので、特別な体験なのかなんなのかわからない。けれど、その不思議な感覚がとても面白いのでシェアしようと思った。 1番古い記憶は、遡ること6年前。学校の行事で自然の中を歩いていた時に、あれ、ここ昨日夢で来た場所だと思った。夢の中では特に強く印象に残っていた場所で、その時は少し不気味だった。無意識の自分が、自分の知りえない領域まで会得していることに、体がザワザワし、未知の不安感を抱いた。

          デジャヴ

          気まぐれ

          昨日変な時間に寝落ちしてしまったみたいで、目を開けると朝の5時だった。いつもであれば2度寝するところ、今日はそんな気分になれずに朝の散歩へ出かけた。 朝の散歩は、パリに来てから初めてやった。というか、今まで一度も習慣化したことなどないのだけれど、なぜか今日は体が動いた。 毎日のルーティーンを作るのが好きではなくて、常に新しいパターンで生活しようとする気まぐれな自分。起きたらオートミールを食べること以外は、就寝・起床時間や料理のレシピ含め微小の変化をつけたがる。 しかし、ここ

          ランダムな思考

          また眠れないので、文章を書いてみる。 言葉にすることって難しいなと思う出来事が多々あって少し落ち込んでしまった。光の速さで脳を通り過ぎていくイメージを一つずつ拾い上げて言語化する作業に疲れてしまった。書くのは好きだけど、話すのは得意じゃない。だからこそ、このNoteが捗っている気もする。単純に、自分の声の響き方の耳触りが悪いだけかもしれない。あの、耳の中に空気が溜まったようなくぐもった声。不自然に歪む顔。ああ、キリがないからここらへんでやめておく。とにかく、周りの不機嫌な人

          ランダムな思考

          クリエイティブであり続ける

          「自分だけのために何かを作ってみる」 最近ピンタレストで見つけた、「クリエイティブであり続ける方法」のなかにこういう文章があった。すごく当たり前のように思えるし、きっと1年前の自分にはこんなにも響いていなかっただろう。だけど今にとっては、何か忘れかけていたものをようやく思い出すことができたような、とても腑に落ちた感覚を与えてくれるこの文章。 なぜだろう? 最後に自分のために何かしたのはいつだっただろう。 気づけば、趣味として始めた写真用のインスタグラムも大学の課題の投稿

          クリエイティブであり続ける

          映画学生:海外大学の中間試験ってどんな感じ?

          お久しぶりです。先週の中間試験をなんとか乗り切り、現在は1週間の春休み中のむぎちゃです。今回も大学のことについて書いていこうと思う。 ______ 自分はパリの芸術系大学で映画学生をしている。パリといっても授業は全て英語で行われるが、教授陣はヨーロッパにルーツを持つ人がほとんどで、実際のアーティストでもある。 今学期にとっているクラスは以下の通り。90分のフランス語以外は全て3時間授業。 学部関連の授業の中間試験はこんな感じ。 映像制作:Experimental Fil

          映画学生:海外大学の中間試験ってどんな感じ?

          映画学生 脚本のクラス

          先週受けたクラスの内容が面白かったので紹介したい。 クラスの初めには、Criative writingエクササイズがあった。突然先生がおりんを取り出して(❗️)一音打った後、 というお題が言い渡された。そして私たちは5分間与えられ、各自持ち込んだノートに文章を書いていった。自分は、 これが脳を目覚めさせてくれた。こんなにスラスラとアイデアが出ると思っていなくて、朝のパワーは凄まじいことに気がついた。毎回の授業のはじめにやるみたいだけど、絶対脳が鍛えられる。自分でもやって

          映画学生 脚本のクラス

          天井を見つめるより文章を書く方がいい

          眠れないからノートを書く。 そういえばここ数日、20時くらいに寝て3時くらいに起き、顔洗ったり歯磨き、パジャマに着替えて2度寝をするということが続いている。まだ時差ボケが続いているようにも思える。しかし、実際は日中に脳のエネルギーを消耗しすぎてベットに倒れ込んでいるだけだと思う。 なぜそんなに疲弊しているのか。 それは、最近自分で「変化しよう」「自分改革を起こそう」という意欲が頂点に達しつつあるからだ。授業1週目から不機嫌だった自分を反省し、そういえばいつからかずっとこん

          天井を見つめるより文章を書く方がいい

          米仏留学前の準備

          こういうのって、もう少し前に出したほうが良かったかな。今回は、下書きを漁っていると発見したこの記事をシェア。 大学が決まる前・英語試験を受ける。 これは大学がまだ決まっていなくても、留学したいと考えている時点から早くやっておいた方がいい。人と話すのがIELTS。 ・アプリケーションに必要書類の準備 まずはアプリケーションサイトで、アカウントを作る。アメリカの大学は大体8月1日あたりから受付が始まる。(詳しくは各大学のサイトで!)書類などが全く揃っていなくても、アカウント

          米仏留学前の準備