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神々の山。天空の立山。

みなさま、富山にある立山はご存知でしょうか?
登山家の方たちであればもちろん知っている有名な山であり、登山家でなくとも雪の大谷はテレビなどで見たことがあるかもしれません。
※私はいく前は雪の大谷しか知りませんでした

2019年5月

2019年のゴールデンウィークは10連休でした。
夫は通常勤務でGWなんて関係ないし、やることもないし、このGWどうしよう?
そうだ、山に住んでる友人に会いに行こう!
と、GW開始数日前に決めました。

友人は標高2410mにある日本一高所にあるみくりが池温泉という山小屋働いています。彼女は10年ほど前から山に魅了され、北海道大雪山や長野白馬、ニュージーランドの山々などに転々と住んでいる山のプロである。

結婚してから初の一人旅、しかも準備期間3日となり軽くアドレナリンが出る。笑
新幹線かがやきに乗って東京から富山から入るルートもあったが、何しろ決めたのが直前のため席が空いておらず、長野から立山に入ることに決めた。
現地は雪の予報とのこと。何を持っていけばいいのやら。キャリーケースでの行動は不可だろうから旦那にリュックを借りる。
それからレインコートは必須とのことで慌ててコロンビアへ買いに走る。
靴はトレッキングシューズでいいのかしら?妹から借りパクしていた靴を取り出す。

うん、これでとりあえずは現地へ行けそうだ!

わたしの住んでる町からカイジで3時間。立山アルペンルートの玄関口である信濃大町に到着。
ここからアルペンルートバスに乗り換えて30分で扇沢へ到着。黒部ダムまでさらに別のバスへ乗り換える。
黒部ダムからはロープウェイで目的地を目指す。
すでに東京では半袖で過ごせる気候だったが、一面雪景色。
なんだか凄いところに来てしまった、、と今更ながら思う。

黒部平から室堂行きのロープウェイが大変混み合っており、乗車までに数時間待つこととなる。重装備の登山家たちが溢れかえる中、重ーいリュックを抱えながら本を読んだりなどして待つ。
7時間かけてようやくたどり着いたみくりが池温泉近くにある室堂!
ロープウェイの待ち時間のため大幅に時間がかかったが、ここまで来れたことにすでに達成感を感じる。
室堂まで友人が迎えにきてくれた。

素人ながら、一応トレッキングシューズで来たが、雪だらけのため基本滑る。笑
歩くこと数10分、ようやく2日間お世話になるみくりが池温泉にたどり着いた。

友人のかわいい笑顔でお出迎え。

チェックインを済ませると、カーテンだけで仕切られる、女性専用の相部屋に通される。
富士山麓からやってきたというおばさま2人(内お一人は耳が不自由だそうで手話でコミュニケーション)に声かけられる。私たちは明日、雄山に登るの。1人できたの?ここにきた目的は?友人に会うためです。などと、身の上話に花が咲く。夕食のあとに富山県警の山岳救助隊のお話が聞けるらしいから、あなたも是非参加するといいわ!とおすすめしていただき、その通りにすることにした。

山小屋の夕食って、想像できなかったけど、
想像を飛び越えて豪華。友人は仕出の仕事中のため一人で食事。
海の幸、山の幸。標高も高いので初日はお酒を控えめにした方がよいとアドバイスされていたが、軽くグラスビールで一杯。至福の時である。

そしていよいよ山岳救助隊の講話が始まる。
実際に救助隊が行っている遭難した人を担いで山から降りる方法や、万が一遭難した時に携帯した方が良いものなどを教えてもらった。
そして繰り返し登山の前には必ず登山届を出す様にと繰り返される。
※自宅に戻ってから山岳救助隊の本を読み漁ったが、万が一の遭難の際にあるのとないのでは大違いであることを知る。

知らない世界を知った。ここにいる人たちは雪山登頂のため、訪れている。
恐らく友人に会うため来ました!みたいなド素人は私くらいだったであろう。

その後ようやく仕事を終えた友人と軽く一杯。働いているだけあり人が周りに集まり、色々な人の色々な話を聞く。

エベレスト麓にある町のシェルパ族出身の従業員の男性。シェルパーという言葉は聞いたことがある人も多いと思うが、シェルパ族はエベレスト登頂する人々のお手伝いをするのが、代々続く家業だという。
日本人女性と結婚しているため、この山小屋で働いている。
日本の山では特に槍ヶ岳がかっこよくて好きだという。友人はこの仕事を終えたらエベレスト街道へ行くため、現地の話を色々聞く。

そんなこんなで夜はふけ、長く刺激的な1日が終わる。翌日は友人がお休みのため、朝から立山ハイキングに連れて行ってもらう。

相部屋に戻り電池が切れた様に眠りにつく。

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