私は、タケヤリさえ持ち合わせていない
2021.5.11(火曜日) commotion
今朝の新聞を見ていてびっくりした。宝島社の全面広告があった。昔の子供たちがタケヤリを何かに向かって構えている写真。そこにこんなコメントが記載されていた。
ワクチンもない。
クスリもない。
タケヤリで戦えというのか。
このままじゃ、政治に殺される。
私たちは騙されている。この一年は、いったい何だったのか。いつまで自粛すればいいのか。我慢大会は、もう終わりにして欲しい。ごちゃごちゃ言い訳するな。無理を強いるだけで、なにひとつ変わらないではないか。今こそ、怒りの声をあげるべきだ。
びっくりしたね...すごいね...と夫と言い合いながらその広告からしばらく目が離せなかった。
昔は世界で戦争をしていた。その時の敵はどこかの国だった。今の日本人の敵はコロナウイルスでもなければB29でもない。日本人の敵は日本政府なのかもしれない。タケヤリさえ持ち合わせていない私は、マンションの中のこの部屋を防空壕とし、自分の顔さえ忘れてしまいそうになりながらマスクで顔を覆い、人目を偲んで買い出しに行く。
まるで戦争時代。
どこで誰が間違ってしまったのだろう。
誰も間違っていないなら、なぜ日本国民はこんなに悩んでいるのだろう。
読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。