苛立ちまじり、ため息まじりで目を閉じる
2020.12.11(金曜日) depressed
今朝も散歩に出た。
大きな通りをのんびり歩いていると、前から車椅子に乗ったおばあさんとすれ違った。どこが悪いのかわからないが、おばあさんは顔を歪めて苦しそうだ。その車椅子を押すのは介護士さんとかではなくて、おそらくそのおばあさんの旦那様であろうかと思われるおじいさん。おじいさんもまたおばあさん以上に顔を歪めて苦しそうだ。しかもおじいさんは足が悪いようで片足を引きずりなが車椅子を押している。申し訳ないが、服装もちゃんとしているとは言い難い。いくら暖冬といえども寒そうな格好である。足を引きずっているためか車椅子も少しずつしか進ままい。どこに行くのだろう、こんな朝早くから...
彼らが目に入ってから数秒間、そして横を通り過ぎるまでの数秒間、私は胸がつまりそうになった。ただただショックだった。日本の福祉の貧しさを知った。そして日本は先進国ではなくなったのだなと思った。テレビニュースの中で毎日顔を拝見する呑気な罪深さでふんぞり返っている方々がいる。「国民のため、国民のため...」と口から泡が吹くほどその言葉を聞いても何も届かない。私にさえ届かないのだから、このおじいさんおばあさんには蚊の鳴き声ほども届かないだろう。
届くほどの言葉で何か手助けができないかと問うこともできずに、結局私もそうなのだと...
ひがな一日、後悔にくれる。
ひがな一日、反省にくれる。
ひがな一日、胸がつまる。
読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。