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NiziU 1stアルバム「U」全曲レビュー!ベスト盤で名盤!「普通のアイドル」で終わらせない彼女たちの海外への出発


ついに発売されたNiziU初のアルバム「U」。WithUのみなさんはもちろん手に入れましたか?
まだ手に入れていないなら即手に入れて!「初回版B」を!
楽曲が一番入ってるのがB盤になるのですが、多分今週で売り切れるかもしれないし虹プロ曲入ってて超エモいので早めにね…。
このBに関してはなんと日本語・韓国語・英語と3ヶ国語で歌っているグローバル展開を見せているNiziU。
語学勉強も必死でやっているようなので、韓国語に関しては「Make you happy」から「Step and Step 」での進化を感じることができる。
(ただStep …に関してはレコーディングがおそらく一年以上前なので最新版が聞きたいところ)。
中でも聞いてほしいのは「Poppin' Shakin’ English ver.」
もともと英語が多い歌詞だが、英語版を聞いたときにコッチだ!と急激に理解した一曲。
しかもNiziU英語行けるやん!となる。日本人なので英語の出来にはメンバー差があるがそれでも全員及第点に持って行けてるのは、ニナ、そしてリマのネイティブ組のおかげかもしれない。言うまでもなく完璧。
憶測だが、英語歌詞を先につけてそこから日本語訳をしたのではないかと。どちらでもいいのだが日本語と英語の母音リンクをする最近流行りのYOASOBI手法なので、日本語との比較も楽しい。
先に言ったようにB盤の入手が困難になる前に、この記事を全部読む暇があったらウィンドウ閉じてすぐにでもショップで買いましょう。

さて用意周到でかつ暇な皆さんへ。
大声で言いたい。

新曲がどれも最高だ!!!!

ありがとうJYP✕SONY!!!!


「Chopstick」
の良さは世間でも気づいているだが、歌番組などでのメンバーの成長には本当に驚かされている。
MVに関しては映画「Big」の巨大鍵盤をオマージュしたつくりで、多分JYパークが好きなのだろうと想像できる。
(映画でChopsticksを弾くシーンはあまりにも有名で、トムハンクスが数年前に再現もした)

この曲だけで一本記事を書くべきだが、いっぱいあるので次。

「FESTA」
USJで流れていたので概要は知っていたがフルがよすぎる。USJ版から多少編集もしているかもしれないが、はやくこの曲をスヌーピーやエルモ、キティさんとNiziUは踊るべきだ。
リマ無双曲。鬼強い。
同じリズムが続くのに同じことを絶対するかという音遊び、本当に楽しい。

「Wonder Dream」

たまごっちのCMソングにしては攻め過ぎでは!?

卵割って孵化して羽ばたいてすぐ飛んでいきそう。
おそらく「ニッポンでニンキのゲームのキョク ツクッテ!」とかいうオーダーをしたのだろう。Make you happyの共作者に。最高だな。
アルバム全曲の中で一番目まぐるしくNiziUが爆発している曲でもある。リマかマユカかちょっと不明だが、金切り声シャウトをする女性アイドルがかつていただろうか。よく出たな、その声。喉大事に。
この曲のジャンルがChopstick並に分からないのだが、CuteでkawaiiそしてPopなdanceが彼女たちのコンセプトなのかもしれない。

「Twinkle Twinkle」

今しか聞けないよこれは…。
直前に聞いたとんでもねぇ曲Wonder Dreamからすると、相当落ち着いた大人っぽい曲ではあるのだが、メンバーの9人中8人が十代の彼女たちだからこそ、ここぞとばかりに少女性を出してきた一曲。あどけなさは今後消えていってしまう。それは当然で良いこと。だからこそ今この瞬間を切り取ったことに意味があるのだと気づかせてくれる。
きっと三年後歌ったらまた全然違ったものになるだろう。何故ならメンバーの歌声がデビューから一年で大きく変化しているから。

恋の歌になりそうな曲調だし断片的に聞くとクソ重い女みたいなことを言ってるのだが、「マイベストフレンド」に向けた曲…つまりメンバーからメンバーに向かって歌っている曲だ。
NiziUは「元気にさせたい」がコンセプトのグループだ。デビューがコロナ禍ということもあり彼女たちの方針は時代によって決められたようにも思う。
しかし、この曲は違う。
彼女たちが親元と母国を離れ共同生活をするということ。そこに視点が向けられているのかもしれない。
そういうバックボーンを考えてやっとベストフレンドの意味がわかるのだ。
彼女たちを知らなければ完璧な百合曲なのでバックボーンは大事に。

「I AM」
KOSEのメイクキープミストってのは本当に最高の商品で以前から愛用なんですよ。まじでメイクが落ちない。感謝。
長編CMもMVのように作ってて曲は知っていたけれど、やっぱいいもんですね。ピンク衣装でフルダンスみたいです。
ここまでの曲は日本と海外の作詞作曲陣が共作になっていたけど、これは完全な日本楽曲。JPOPでもNiziUに歌わせるとなるとスタンスが変わってくるのかも。構成を見ると分類ではJPOPと言うことになるけど、実際JPOPにこんな曲あるかなぁ?
このあたり日本とのプロデュースの違いといったところ。

「Supper Summer」
デジタルリリース済の曲。アヤカ可愛いね…から始まる最強サマーソング。個人的に一番TWICE感がある気がする。
いつかパフォーマンスをしてくれることを祈っています。ニナの高音は本当に武器。彼女生歌でフェイクも入れてくるので恐ろしい末っ子だよほんと…。
作曲者にSweetBonb!の方がいます。stray kidsのメンバーと共作もいくつかしていたりJYPファミリー感はあり。

「9 colors」
泣けるじゃない…。
初回版Aに後述のNeedUのメイキングインタビューが収録されているのですが、オーディションで集まった彼女たちがファンに全く見せてない苦悩や苦労、友情、愛情が内側に向かった歌詞。
彼女たち以外はありえない。そう強く歌っているバラード。だからこそ歌唱力が上がったメンバーもよくわかって、歌詞に実感が持てるんだろう…良い曲…。間奏三時間くらい聞きたい。

「Need U」
大正解ファンソング。今度は外側のファンに向けた彼女たちの想い。歌上手くなったねぇ(親か)ちょっとJYP歌手っぽい発声になってきて楽しみでもあり寂しくもあり。音のキーは、普段ITZYでも分かるけど地声より高いキーばっかなので今回は本当に歌いやすそうです。
この曲に真っ直ぐな想いが乗って、ファンにライブで届いたときにやっと完成されるんでしょうね。
メイキングのマコの涙よ。みんな初回版Aも急いで買って…。

次は初回Bからまだ触れてなかった虹プロ曲!
「Baby I'm a star」
虹プロオープニングですよ〜ついに音源に。待ってた。モもっともっと見せるよ!
ありのまま自分らしく、貫けてるんじゃないでしょうか。
ダンスパフォーマンスもありましたが、彼女たちの出囃子っぽく使われてるの結構ツボです。噂では皆さんお待ちかねのリオのダンスソロもライブ披露されたとか…バズリズムを待つ。

「BoomBoomBoom」
パフォーマンスではニナミイヒ無双してた印象が強いですが、この悪女のようなパフォーマンスをするNiziUを近いうちに見れると思うとたまりません。楽曲はBTSの日活曲を作ってる人でした。虹プロってJYP社員の指導がメインだったし、あんまりゲストスタッフ陣に目を向けられなかったので、クレジットでようやく。最初からスタッフは本気だなぁと今更感じたり。


「虹の向こうへ」
大人っぽいパフォーマンス最高だったなー。いまの彼女たちが歌うとどうなるんだろ。オーディションで歌ったのは確か三人だけ。今回のバージョン結構歌割り変わってますし新鮮に聞けます。マコの高音聞くとあのときを思って感動。


ざっと触れていきました。
アルバム全曲レビューができることが幸せです。
楽曲を作ったのもほとんど海外の方で、英語の歌い方も今までの日本人の楽曲とはやはりかけ離れたとことにあるかなと。それだけで新鮮です。
驚くべきことに全曲ヒットして、ほとんどの曲がタイアップ。とてつもない怪物アルバムですよ。
今の彼女たちだから生み出せた楽曲たちはとても個性的で、同時に一つの確立したものをこの一年でもてたようにも感じます。
TWICEでもITZYでもなくて、どことも似つかない彼女たちの明るくキュートな世界観は、きっと日本だけじゃなく世界に向いていると確信して、年末まで彼女たちを追うのが楽しみになり、かろうじて日々辛い現実から生き延びることができそうです。

NiziUアルバム「U」
この世から救われたい方は、ぜひ…。


最後怖いな。

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