見出し画像

交尾の季節

私は基本的に自然分蜂によって増群させていますが、捕獲した分蜂群は近親交配を避けるために捕獲後直ちに他の蜂場に移動します。

ミツバチの近親交配による弊害は、群に多様性がなくなり、環境変化に対する適応力や病気に対する免疫力が低下する事が挙げられます。また近親交配が起きると受精卵から雌(働き蜂)ではなく、染色体数が2倍の2倍体雄が産まれ、蜂群の縮小を引き起こします。

今年は可能であればスロベニア産の純血のカーニオラン種を10匹ほど導入し、イタリアン種とカーニオラン種の雑種交配を行って蜂場の群に遺伝的多様性を持たせたいのですが、現在の国際情勢を鑑みると今年も輸入は難しそうです。

昨日は蜂場にあるヤギ牧場で種付けが終わったメス山羊が無事飼い主の元に帰って行きました。無事受精していれば9月に出産の予定です^_^

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?