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②自分も 相手も“いいね” する心~6つの心の力で自分らしく~

子どもに伝えたい『6つの心の力で自分らしく』をテーマに書いています。大きなテーマの2つ目は、「自分も相手も “いいね” する心」です。

* 自分に“いいね”する心

自分に“いいね”する心、言い換えると、自分を認める力や自分を肯定する力です。

なので、簡単にできることは「自分をほめること」だと思っています。毎日の生活のなかで、ついつい周りの人と比べて、落ち込んだり、悲しくなることがあります。自分に自分で×バツをつけていくと、気づいたら×バツの重みで動けなくなってしまうことも。

身近なとこでは、友達くらべてテストの点数が悪いな…後輩のほうが背が高くて、うらやましいな…もっと計画的に勉強できたらいいな…もっと、もっとがちょとずつが増えていくと気持ちがしんどくなります。

わたしは、自分や周りによくないことが起こると、なんだか今の自分じゃ足らない気がして、今の自分じゃダメなんだって思って、何か探さないと思ってしまっていました。

そんな自分でも改めて考えてみると、周りからほめてもらったことや嬉しい言葉をかけてもらったことがあります。

とは言っても、そんなに普段からほめてもらう機会が転がっているはずもなく、そんな自分にも自分でできることがあります。自分のことを自分でほめるのです。意識すれば誰でも少しの時間で、そしていつでもできます。

ダメなとこもあるけど、今の自分そのまんまを丸ごと認めてあげられるように、繰り返すとつながっていく「自分をほめる」ことです。自分に“いいね”の数を増やす人が増えると笑顔が増えると思っています。

* 相手に“いいね”する心

相手に“いいね”する力、言い換えると、他人を認める力や他人を肯定する力です。

「相手のそのままを認めること」それにプラスして「感謝」だと思っています。毎日の生活のなかで、「ありがとう」は伝えている人も多いかもしれません。

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わたしにとっての「相手の存在そのままを認めること」とは、たとえば、子どもや夫へのダメ出しをやめることです。ダメ出しは、自分のやってほしい価値観の押し付けをしていただけだと、気づきました。

出来ていないことを言われたら、落ち込んだり、悲しくなるのは、相手も一緒ですよね。相手に×バツをつけていくと、気づいたら×バツの重みで動けなくさせることも。自分の思いを伝えることも大事だけど、相手の状況や気持ちも同じくらい大事ですね。気をつけないといけないと感じています。

自分を「ほめる」なら相手も「ほめる」、それは相手を認めることではないの?と思われたかたもおられるでしょう。

「ほめる」先のイメージが、「調子にのる」「図にのる」といったものだからダメなの?って思われたかたも…そんなふうに、調子に乗せられるくらいほめられたいいですね。

「ほめる」にも種類があります。

「相手の存在そのままをほめる」ことができるのが一番いいです。つい条件つきのほめ言葉になってしまうので、気をつけたいですね。

たとえば、「○○さんよりいい点数で、すごね」「残さずご飯たべられて、えらいね」とか、無意識に伝えてる言葉ってたくさんあります。

「相手の存在そのままをほめる」ことをベースにして伝えるって意外とむずかしいです。

頑張ったから、きちんとできたから、よい結果を出したらなどの言葉は、ほめやすいく伝えやすいので使ってしまっています。もちろんこの「ほめる」ことがダメではないです。これらのことで、一緒に喜ぶことは大切です。きっと自信のひとつになります。でもできなかったときは、つらくなります。

伝える側の気持ちのベースがもっと努力してくれるかも、もっと頑張ってほしいと思っていると、相手はだんだん疲れてくることも。

「相手の存在そのままをほめる」は、例えば、子どもが生まれたときや、結婚したときの気持ち。生まれてきてくれて、ありがとう。いてくれるだけで、幸せ。一緒にいたい。大好き。宝物。などです。

わたしは、子供が成長しても、夫婦生活が長くなっても、底のベースには「相手の存在そのままを認める」は持っているけど、日常にのあわただしさや照れもあり、伝えていないことがあります。

それに「ほめる」は、言葉だけほめても伝わりません。まずは、こころで相手を認めることが大事。せっかく思っているなら相手にきちんと伝わるような態度や言葉しないと、もったいないです。

これらの言葉は、ほぼわたし自身にむけたものでもあります。「ほめる」は毎日の積み重ねですね、正直思っていてもできていないことも多いので、書くことで自分の思いを行動にしたいとも思っています。

わたしは、同僚や友人に“いいね”できても、距離が近すぎて“いいね”できていない身内に気づいた近頃です。

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* みんなちがって みんないい。

有名な金子みすゞさんの詩『私と小鳥と鈴と」の最後の一節に、❛みんなちがって、みんないい❜があります。

この詩の解釈はさまざまですが、わたしは、この世に存在するものは、人であれ、動物であれ、たとえも物であっても、命をさずかり生きていて、ちがうからこそ尊びたいと解釈しています。

人間関係も、いろんな人の個性を尊びあえるのが理想です。

まずは、自分や身近な人はもちろん、自分以外の人のいろいろな個性をいいねと感じられる感性を磨いていきたいと、わたしは感じています。



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