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『瞑想のやり方』と使っている無料瞑想アプリ2選

4年前から瞑想に挑戦しはじめて、今では週2くらいで定期的に座っています。マインドフルネスに興味はあるけど、どうやって始めるべきか分からない方は、沢山いると思います。
そこで僕が実際に使っている瞑想アプリを2つ紹介します。どちらもiPhoneで使っています。

<追記>実際に瞑想するときの手引きを追加しました。


瞑想の手引き(やり方)

「瞑想ってどうやってやるんですか?」という質問をときどきいただくので、僕なりの”やり方”をまとめます。

1.一人の時間・空間を確保する

一人っきりの時間・空間を探す

自分一人になれる時間と空間を見つけます。というとハードルが高そうなので、たとえば「スマホの電源を切る」ができる状態を思い浮かべてください。多くの人が寝室で瞑想をするようですが、寝る前、起きてすぐの時間、その場所は”一人っきり”になりやすいはずです。
あるいは郊外に駐車してその車内で、みたいな場面でもいいでしょう。
自分なりの時間と空間を見つけてみましょう。試してみて「ここは落ち着かない」「この時間帯は連絡がきそう」みたいなら、別を探すといいでしょう。



2.”瞑想する時間”を決める

最初は5〜10分で

瞑想する時間を決めてタイマーをセットします。
実はこれがとても重要です。できるだけやろう、だとか、飽きたらやめよう、ではあまり意味がないからです。一定の時間を、ある意味『我慢する』ことが心の鍛錬になるからです。心の筋トレ、心のランニングみたいなものです。
最初は10分を目指してみましょう。きっと「長い・・・・」と感じるはずです。その場合は5分にして、週に何回かやってみるといいでしょう。



3.目をとじて呼吸する

呼吸の速さは気にしない

瞑想は究極のところ「目をとじて呼吸する」だけです。呼吸の速さ、深さは最初は気にしなくてよくて、自分にとって快適な呼吸を続ける・・・・・
それが結構分からなくて難しいんですよね。「自分にとって快適だ」という感覚を忘れている、それに気が付くだけでも瞑想をする意味はあります。
いずれにせよ、目を閉じて、吸って吐いてを繰り返すだけ。



4.脳裏に浮かぶことを”好き放題”にする

去来するあれこれ

目を閉じると脳裏に色々な思いや悩みが浮かんでくるはずです。それを否定せず、思い浮かぶままにしておきます。たとえば「あの案件、やれてないなぁ」「お金の心配がある」「あの人、どう考えてるんだろう」などなど。
こういった思いや悩みを、瞑想している間は好き放題にしていい。
10分瞑想をする中で10分間ずっと脳裏に浮かんでくるということは、それだけ心が散乱しているということですから、「ああ、自分は悩みが多いなぁ」と分かります。これは自分の部屋をじっくり見る、みたいな意味があって、その散らかりっぷりを確認することで「整理しよう」「掃除しよう」という気分になる。それがいわゆるマインドフルネスです。
瞑想って、全然スピリチュアルなことじゃないんですよね。


5.時間がきたら終わる

時間通り終わるのも大事

セットしたタイマーが鳴ったら瞑想は終わりです。途中で時間が気になって時間を見てしまったりもしますが、別にそれでもいいです。「ああ、今日は長く感じるなぁ」という感覚に”気が付く”だけでも瞑想する意味があります。
タイマーをかけないと寝てしまう場合がありますが、それでもいい場合は寝てしまってもいいと思います。うとうとする時間は、瞑想のご褒美みたいなものですから。


6.気分の変化を確認する

あくまで主観でいいので

瞑想がおわったら、自分の気持ちや気分に変化があったかを確認するようにするといいでしょう。気分が軽くなったり、ちょっと勇気が出たり、やるべきことを思い出して「やらなきゃ!」という気持ちになっていたり。あるいは変化がなかったり、より悩みや焦りが顕在化したり。
それも含めて、全部が自分の心だってことに気が付く。それが瞑想をやる意義だと僕は思います。



・・・・・瞑想には色々な”流派”があると思いますが、僕は全然気にしてません。BGMが必要な人もいれば、アロマを炊いてやる人もいる、それがその人にとって快適ならそうすればいいと思います。
だけど、最初から色々と意気込んでしまうと続けるハードルが上がってしまうから、初期投資はほどほどに。

とにかく、一度やってみてください。




おすすめ瞑想アプリ

瞑想にはタイマーが必要で、スマホのタイマー機能でも全く問題ありません。瞑想アプリを推奨する理由はあるのですが、最近はタイマー機能しか使ってなかったりします。


Headscape

いきなり英語なんですが、中学英語くらいあれば理解できるはずです。
フリー版のBasicコース(全10回)を周回している限りは無料です。ナビゲーションにしたがって、息を吸ったり吐いたり、呼吸をカウントしたりします。それだけで十分、基本的な所作や動作を学ぶことができると思います。

英語は

In through the nose.(鼻から吸う)
Out through the mouth.(口から吐く)

が分かれば、あとはなんとなくでいけると思います。分からない単語は検索して英語の勉強にもなるから一石二鳥ということで。

僕は2年くらいHeadscapeのBasicコースを周回しました。不定期でもいいので次に次に進めていけば、瞑想が自分に与える力を実感できるようになると思います。
アニメーションがかわいいし、英語も簡単だし、理解しやすく設計されていると思います。
難点は得にありません。課金してくださいのアナウンスがあるくらいです。



Insight Timer

こちらも基本無料のアプリです。僕はタイマーしか使っていませんが、コミュニティがあったり音声ナビゲーションがあったりします。

このアプリで良いなと思うのは、タイマーをスタートする際に「いまの気分は?」と尋ねてくれることです。そしてタイマーストップのとき「どう変わりましたか?」も尋ねてくれます。これが瞑想には、とても重要なんですよね。

自分の気持ちが変化することに気づく。ただそれだけで十分です。良くなっているか悪くなっているかは重要ではなく、変化すること”それ自体”に気が付くことがマインドフルに繋がるのですからね。



こんなところです。日々のストレスや苦悩がある方はお試しあれ。
心を鍛えるっていうと大袈裟ですが、自分と向かい合う時間はきっと良い効果をもたらしてくれるはずです。



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