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【DTM】ブラックフライデー前の心構え的なメモ

 少し気が早いかもしれませんが来月になればブラックフライデーの話題が目に付くようになります。DTMを始めて初ブラックフライデーの方にとっては目が眩むような季節になることでしょう。
以下、特にDTM初級者から中級者の方向けの内容です。かなり主観混じりですが、プラグインを買う際の心構えもあわせてお読むいただければ。
いわゆる「これがオススメ」みたいな内容は、最後にちょびっとだけ。

(本noteはプラグインに特化した内容にしました。ハードについては別に書きたいと思います)

DTMのセールはCMJをちぇっくしてたら大体OKだと思います。



1.”一番欲しかったのは何か”を思い出しておく

たとえばNI KOMPLETEのような大型バンドルは、音楽制作を仕事にしていきたい人にとっては「絶対欲しい」「そのうち必ず」と感じているかもしれません。
そう、ここで大事なのは『音楽制作を仕事にしたい』が一番欲しかったものです。プラグインバンドルそのものではなく、”音楽”で”お仕事になる”こと自体が大きな目的であり、心底欲求していることなんです。

もう少し具体的に。
「ボカロPになりたい」が目標であるならば、必ずボカロ用プラグインを手にしなければなりません。EDMをやりたいのであれば特級シンセが必要になるでしょう。あるいは高品質のピアノ音源があれば、いいドラム音源があれば・・・・・
やりたいことは沢山思い浮かぶことでしょう。

そこで一度立ち止まって、本来「自分はどういう音楽をやり、どういうミュージシャン像を目指しているのか?」を思い出して欲しいのです。
いきなり重いですが笑、でも大事なことだと思います。

一番欲しかったのは何か?なりたかった自分はどんなだったか?
ブラックフライデー前に考えるには少し大げさですが、思い出しておく機会に。



2.エフェクトより音源を優先する

DTMのプラグインは大別して『音源』と『エフェクト』です。
YouTubeなどでかっこよくエフェクトを使いこなす動画を見ると、「すげー自分もやってみたい!」と思うかもしれませんが、基本的に優先順位は


音源 > エフェクト


であることを念頭に置いておきましょう。
例えば、ベース音源を高級にすればエフェクトは少しで良かったりします。逆に、そうでもないベースをエフェクトでいい音にするのは大きな手間です。DTMにおける音楽制作で時間効率は大事ですから、前者の方が優れた作業フローということになります。
最近はDAWに最初から入っている音源も全然悪くないのですが、それでもやはり多くの音楽家が使っている音源は音質において頭ひとつ抜けています。いい音質の音源を使って制作をしていると、作ってる途中も気持ちいいので制作が滞りにくくなる、かも?
高級なエフェクトよりも高級な音源を狙うのが音楽制作全般で優位。これは覚えておきましょう。



3.”いつも使っている”をグレードアップする

前項でベース音源に触れましたが・・・・・これまで作ってきた音楽にベースが入っていないものって、ありますか?
それはエレキベースですか?アップライトベース??シンセベース???

このように、普段いつも使っているのはなにか?を自問自答すると、そこをグレードアップするのにブラックフライデーはいい機会です。
ドラムが入っていない曲はありますか?ピアノは?ストリングスは?シンセは??などなど、使用頻度が高い音色をより良くするのにブラックフライデーはチャンスです。

エフェクトについても「いつもEQを使う」(まぁそりゃそうだ)なら、EQを良いものにアップグレードする。コンプを使えるようになってきたのでアップグレードする。「リミッターは毎回使う」ならリミッターを・・・・・

そしてブラックフライデーにおいては、業界最大手の一番いいやつを購入するのがオススメです。ちょこちょこ安いものを沢山持つより「これが一番良いし好きだ」を見つけて手にすれば、音源であれエフェクトであれ『迷う時間』がなくなってきます。そしてその「一番好き」があるのは、やはり業界最大手のものである可能性が高いのです。
時間効率が良くなれば、より音楽そのものに集中できて快適です。
「あれが欲しかったけど妥協してこっち」をいくら持っていてもダメです。やっぱり「これが一番欲しい!」を手に入れるまで、満足できない。それがDTMerという生き物なのですから・・・・・



4.セール終了日に注目する

ブラックフライデーの期間は意外に長いです。お目当てのプラグインがセールをするか分からない状態でその時間を過ごすのは忍耐力が必要になることも。
とりあえず、欲しいなって思ったプラグインセールについてはセール終了日をメモするなりTwitterで投稿するなりしておきましょう。一度メモすると覚えてるものです、その日が来るまで買うのを保留することができます
保留しているうちに、さらに目を引くセールが到来する可能性がありますし、終了日まで購入を待って、色々を並べてみてから決めても遅くないと思います。
セール終了日を越えてしまった!みたいなことも防げます。メモのご用意を。



5.普段は買えないクラスのものを手にするチャンス

音源やエフェクトは数万円になると高額なイメージがあると思いますが、ブラックフライデーになると割引額が数万円レベルのセールがじゃんじゃん登場します。
安いものを沢山買い揃えるのも楽しいですが、それはいつでもできます。
普段「ちょっと高くて買えないな・・・・」というものを購入するチャンスです。それは”一番欲しかったのは何か”を叶える鍵になるかもしれません。
夢は大きく、お金は大事に、ブラックフライデーを楽しみましょう。



買えたら買っておきたいオススメプラグイン

以下、割引が大きく手が届くのなら購入しておくといいオススメプラグインを紹介します。実際にセールになるかは現時点(10月半ば)では不明です。


Ozone 10 / iZotope

iZotope Ozone10について細かく説明はしません。楽曲をSNSで投稿される方、ちゃんとミックスしたい方、なんか分からんけど音をよくしたい方などにオススメです。
DAWで使う限りはElementでも全然いいと思いますが、僕としてはStanderd以上をオススメしておきます。理由は割愛します。


BBC Symphony Orchestra Core / Spitfire Audio

BBC SOはCoreで十分だと思います。Professionalはたぶん中級者には手に余る。
ポップスでストリングスを使いたいのであればChember Stringsあたりが良いんじゃないでしょうか。


KOMPLETE 14 / Native Instruments

KOMPLETE 14のアップデートで一番大きいのはKONTAKT7がバンドルされている点だと思います。僕はKOMPLETE 9くらいからアプデしながら運用していますが、いまだにNI Factory Libraryは使用頻度が高いです。KONTKT 7は僕も今年アプデしていきたい。


MODO BASS2 / IK Multimedia

おそらく大幅なセールをやるであろうIKのMODO BASS2。狙ってます笑


こんなところです。良いDTMライフを。



サポートなんて恐れ多い!ありがたき幸せ!!