さよならとプロポーズ
2年ぶりに会った君はどこか緊張していたね。
沈黙のあと君と私は同時に話し出して
君は私からと、促した。
『私。結婚するの』
君は少し驚いて寂しげに言った
『、、、、おめでとう。俺の話は、、、』
そこで君が黙って、流れた時間はどれくらいかな
そしてまた、ゆっくり君は話始めた。
『遠くて1番近いお前に俺はずっと片思いしてた。
保育園で初めて出逢ったあの日から20年間。
お前に昔聞かれたよななんで彼女つくらないの?って
まだその時はお前を幸せにできるほどの男じゃなかっ
たから。いえなかったんだ。ようやく胸張って
お前に伝えられる日がきた。ちょっと遅かったけど』
あの日の君を今でも時々思い出す
どうして私たちすれ違ってばかりだっただろうとか
君と私の未来がつながっていたらどんな感じだったの
かなとか。
私もずっと好きだった。叶わない恋だと勝手に長い片
思いに終止符を打って、違う道を選んだ。
今でも時々考える。
どうして君と私の道はバラバラだったんだろうって。
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