沖縄の人が作った「福島おもしろカルタ」が素晴らし過ぎる話
片づけをしていたら、数年前に購入した「福島おもしろカルタ」が出てきたので、久しぶりに読み上げてみました。
これを作ったのは、琉球張子作家の豊永盛人さん。沖縄県那覇市に、玩具ロードワークスというお店を開いておられ、イラストレーターとしてもご活躍されています。
こちらが、そのかわいすぎる張子たち。私もたくさん持っています。
沖縄生まれ、沖縄育ち。福島とは縁もゆかりもない豊永さんが、福島県郡山市のギャラリーに頼まれて作ったのが「福島おもしろカルタ」です。
福島の名物、名所、人々を、方言で語るこちらのカルタ、読み札には標準語訳と、豊永さんの一言が添えられています。なぜ福島??なぜカルタ??でも、素晴らしいカルタなので、個人的には「作ってくれてありがとう」の気持ちしかありません。
個人的に好きな札をいくつかご紹介しますね。( )内は標準語訳、その後に私の感想も添えました。まずは「かわいい動物編」。
ひぐまでねーなら あんしんだ
(ヒグマじゃないなら安心だ)
読み札には「福島の友人にヒグマは大きいから用心しないといけないけど、ツキノワグマくらいなら大丈夫と聞いて驚きました」と書かれています。ほんとに??
やっぱり ひぐまだっぺよ
(やっぱりヒグマだよ)
本人、否定してますけど。
よってがんしょと いわれたもので
(よっていってと言われたもので)
また出た!でも、ヒグマじゃないから大丈夫、たぶん。
次は「かわいい子ども編」です。
かあちゃん むぐっち
(母ちゃんもれそう)
かあちゃん、早く早く!
とうちゃん むぐした
(父ちゃんもらした)
時すでに遅し。
くらすの男子がおだってます
(クラスの男子がふざけています)
男子中学生、それはおだつ生き物。
「素敵なメンズ」も出てきます。
さすけね
(さしつかえない)
男前!
うっつぁし このー
(うるせーこの野郎)
何があったの?
ふんぬぎると思います
(足に刺さると思います)
同意です!
素晴らしいカルタなので、機会があれば、ぜひ遊んでみてください。
したっけ、バイバイ(では、さようなら)!
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