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ぐるっと日本を旅してみた Vol.24

2023年7月15日(土) 24日目

本州再上陸初日は、雨。
昨夜からの雨は降り続いていた。
それも強烈な雨。
地面は水が溜まり始めていた。
朝食もタープの下では食べられず、炊事場のテーブルへ避難。
今日は一日雨。
無理せず、ゆっくり下北半島を回ろうと思います。

雨の朝
地面もぐしょぐしょ

本州最北端 大間崎

朝食後、雨の中でテントを撤収すると歩いて大間崎へ向かった。
テントサイトから土産物家の脇を抜けるとすぐに海に出た。
大きなマグロのモニュメントがあり、マグロの一本釣りの町をアピールしている。
そこには本州最北端のモニュメントもあり、足元に日本地図が書いてある。
本州の最東西南北、本土の最東西南北が示されていた。
本土の最東端、最北端は行ってきた。
ここからは本州の4端にも寄るつもりだ。
本州四端ラリーという企画があり、東西南北四端を巡ると記念品がもらえるというものだ。
その完走を目指す最初の場所がここ本州最北端大間崎だ。

本州最北端 大間崎
まぐろ一本釣りの町

最北端到着証明書というのがあり、何ヶ所で手に入れることができるらしく、その一つが目の前のお土産屋さんだった。
早速、証明書を手に入れにいく。
「最北端到着証明書を2枚ください。」
2人分の証明書を手にして違和感に気づいた。
デザインがネットで調べたものと違うのだ。
どうもこの店オリジナルの証明書らしい。
「すみません。観光協会が出してる証明書ありますか?」
もう一度聞いてみる。
「その証明書もちゃんと許可もらってるんですよ。
4端ラリーで使えますよ。」という。
「観光協会の証明書が欲しいんです。」
何故か、渋々と証明書を出してくる。
結局、店オリジナルと、4端ラリー公式のものと両方購入することになってしまった。
ミィには「はっきり言わないからだよ」と言われたが、まさか2種類あるとは思わなかったのだ。
次からは気をつけよう。

大間観光土産センター
本州最北端 大間崎到着証明書

大間のマグロ 津軽海峡文化館アルサス

大間のマグロを食べたかった。
大間崎で食堂を見たがそれなりに良いお値段がする。
お昼にこの値段か・・・。
別のところで食べよう。と、車を走らせた。
津軽海峡沿いに佐井村までやってきた。
佐井村立津軽海峡文化館アルサスというところで休憩する事にした。
定期観光船が仏ヶ浦へ向けて出港しています。
今日は、警報級の雨なのでお休みかな?
海峡ミュージアムという博物館が併設されていて、佐井村に伝わる伝説をモチーフにしたねぶたが圧巻だった。
その他にもこじんまりと佐井村を紹介していた。

佐井村立津軽海峡文化館アルサス
迫力のねぶた

アルサスの隣には、土産物屋、軽食屋が数軒並んでいる。
その中に「フードコーナーちょこっと」という店があった。
除くと本マグロ丼を手頃な値段で食べられるらしい。
大間港に上がるマグロが大間マグロとして有名だけど、大間の漁師は佐井村の目と鼻の先までやってくる。
佐井村に上がるマグロも大間のマグロも同じマグロ。と言われた。
本マグロ丼は、簡易的な物で発泡スチロールの丼に入っていた。
新鮮なマグロは、大ぶりに切られていてツヤツヤで美味しかった。
これが大間(佐井村)のマグロか。
しっかりマグロを味わうことができて満足でした。
一緒に「うにぎり」も食べたけど、こちらは岩のりに包まれたおにぎり。
具は文字通り、うに!
これも美味しかったなぁ。
ごちそうさまでした。

ちょこっと
まぐろ丼 美味しい!
うにぎり これも美味しい!

雨の恐山

雨の山道ほど走りたくない道はないかもしれない。
路面は滑り、薄暗く、狭い道を対向車に気をつけながら走らなければならないからだ。
それも「恐山」という独特な場所へ行くとなれば尚更だ。
鬱蒼とした山道を抜けて開けた場所へ出るとそこが日本3大霊場の一つ、恐山だった。
雨は止みそうになかった。
傘を持って山門を入っていく。
広い敷地で歩道の両側に幾つかの平屋の建物が立っている。
その中にあの「イタコ」がいると書いてある。
「イタコ」を頼ってここへくる人もいるのだろう。
まず、本堂で手を合わせるとこの先の旅の無事を願った。
その後、雨の中境内を散策する。
境内と言っても荒涼とした岩場で、あちこちにお堂や碑、祭壇がありそこを巡る遊歩道が続いている。
高台から見渡すと宇曽利湖が広がり、極楽浜と呼ばれる砂浜がある。
遊歩道はさらに奥へと続いているようで遠くに人影が見えた。
この風景を見ることができて満足していた。
とにかく雨が強く降っているので遊歩道を全周歩く気にはならなかった。
雨は降り続いていた。
今日は、このまま止みそうになかった。

むつ来さまい館 まさかりプラザ

むつ市まで降りてきた。
むつ市で観光するのはどこが良いか調べてみたらむつ来さまい館というのがあった。
「来さまい」ってなんだろうと行ってみた。
「来さまい」は、下北の言葉で「いらっしゃいませ」という意味だった。
ここはむつ市のイベントホールだが、中に下北ジオパークビジターセンターがあった。
下北半島の地形の成り立ちが面白く、ボランティアの人が丁寧に教えてくれる。
ただ、このおじさんが「今日初めてなんですよ。説明するのが」という人で、
ちょっと緊張気味に、つまづきながら一生懸命説明してくれた。
ありがたい。
来さまい館の隣にはむつ市観光物産館まさかりプラザというのがあったのでこちらも行ってみた。
「まさかり」というのは下北半島がまさかりの形をしていて「まさかり半島」と呼ばれている事に由来しているらしい。
観光物産館という名前の通り土産物屋だった。
下北の特産品や名物を売っていた。
期待半分で来てみたけど、なかなか楽しい時間を過ごすことができました。
ボランティアのおじさん。
ありがとう。

まさかりプラザ
下北ジオパーク
ボランティアさんが案内してくれます。

むつ矢立温泉キャンプ場 ロッジ村

今日は雨が降り続いていた。
警報も出ていたのでキャンプはちょっとどうしよう?と思っていた。
むつ矢立温泉キャンプ場にはロッジがあったのでそこに泊まることにした。
スーパーで買い物をしてキャンプ場へチェックイン。
6畳ほどの室内にテーブルと水道があるだけ。
雨を気にせずに眠れるのはありがたい。
とはいえ、トイレは外なので傘が必需品でした。
キャンプ場の名前の通りロッジの向かいには温泉施設がある。
ものすごく広い洗い場がありその真ん中に大きな湯船がある。
湯船の真ん中には大きな柱が立っていた。
地元の人が大勢入りに来るそんな温泉だった。
お風呂に浸かった後はロッジに戻り夕飯を食べることに。
室内は火気厳禁とのことなので調理はできず、スーパーで弁当を買ってきた。
マグロの中落ちの鉄火巻き、中身がはみ出るほど大きくて美味しい。
なんだかんだマグロを食べてます。
午後8時頃には雨は弱くなってきたようだが、岩手県、秋田県辺りは酷い雨になっているようだ。
こちらに流れてこなければ良いなぁ。と思いながら寝床を作った。
ロッジとは言え、布団は無いので今夜もシュラフで寝るのでした。

むつ矢立温泉キャンプ場 ロッジ村
今宵のお宿 ロッジです。
夕飯は、マグロの中落ちの鉄火巻き

24日目のDATA

2023/07/15(土)
天候:雨 最低 19.5℃/最高 23.4℃
青森県下北郡大間町〜青森県むつ市
走行距離:91.4km
総走行距離:4008.0km

24日目のルート

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