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中止になった野辺山ウルトラマラソンの参加賞Tシャツが送られてきてランナーと大会事務局の両方の経験を持つ僕が感じたこと

5/17(日)第26回野辺山ウルトラマラソンは中止となった。
人生3回目のウルトラマラソンで練習もかなり積んできたので、なかなかいい記録が出せるんじゃないかと思っていた。

でも残念ながらコロナウィルスの影響で野辺山ウルトラ以外のマラソン大会も軒並み中止。こればかりはどうしようもない。

エントリーしていた参加者はもちろん残念だけど、大会を運営している方々やボランティアの方々も、きっといい大会を作ろう、参加者を応援しようと楽しみにしてくれていたはず。

たまに参加者の中に自分は金払ってるんだからいい大会提供しろよ的なスタンスな人がいるけど、今回ばかりはそういった輩は出てこなかったように感じる。とりあえず安心。

僕は今ではかなりランナーとして練習を積んでいるが、前職では大会を運営する側にもいた。だからこそ両方の気持ちを感じ取ることができる。これは本当に貴重な経験だと思う。この経験に感謝と同時に、僕だからこそわかることを広めていきたい。

だいぶ重たい話になってしまったが、今回中止となったこの野辺山ウルトラマラソンの良さもしっかりと伝えたい。

野辺山ウルトラマラソンは今年で26回目のかなり歴史のある大会で、参加者も3,300名とかなり大規模だ。

大会当日の5月だと温かくなってくる頃だと思いがちだが、野辺山は標高が高く風が冷たいし気温も低い。晴れれば日中は温かくなるが、なにせウルトラマラソンのスタート時間は明け方なのでかなり冷え込む。

こんな中走るのはランナーではない人にとってはかなり過酷に見えると思う。それは間違いないが、野辺山は驚くほど空気が澄んでいて自然豊かで走っていてとても気持ちがいい。夜は空全体が星空で輝くほどだ。

こういった大自然を走ることができるのが、フルマラソンなどにはないウルトラマラソンの魅力の一つだ。

おすすめなポイントは他にもたくさんあるが、もう一つ推したいポイントは大会会場付近にある「ヤツレン八ヶ岳野辺山高原」にある、「ポッポ牛乳ソフトクリーム」だ。

大会関係ないじゃんという指摘は受け付けない。
あれこそ野辺山に来たからこそ味わえる至福のソフトクリームなのだ。大会の運営で疲れた体を癒してくれる、僕にとっては大切な思い出だ。

そして、今回大会は中止となったが、大会事務局から参加賞が送られてきた。野辺山はイメージカラーが緑のことが多いので、今回の青には驚かされた。個人的に非常に好きな色だ。しかもNORTH FACE。最高だ。

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これもエントリー料金が返金にならないから送られるのは当たり前だと思う方もいるかもしれないが、大会Tシャツを送るのにもかなりの労力がかかる。

Tシャツが入ったたくさんの段ボールから、サイズごとに分け、ラベルシールを貼って、あいさつ文をいれて、など。
大会事務局としても、せめてものお返しとして送ってくれてはいるが、これも当たり前と思わず感謝すべきだ。

ランナーと大会事務局が常に平等な立場でいることができれば、トラブルも激減すると思う。マラソン大会に限ったことではないが、どっちが偉いとか、どっちが偉くないとかそんなのは関係なく、常にみんなが平等な立場でいられればもっと楽しくやっていけるはずだ。

だが、今はコロナウィルスが落ち着き、大会が開催されることをとにかく願うしかない。在宅勤務などで時間が余り、普段より練習量が増えたランナーも多くいるはずだから、コロナ明けの大会は自己新記録を出す人が続出すると思う。もちろん僕もそのうちの一人だ。

今はひたすら練習に励み、大会開催を心待ちにしよう。そして来年ももう一度野辺山ウルトラマラソンにエントリーだ。



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