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『三井物産が変える人材採用』を読んで採用活動について考えてみる。

こんばんは。

都内でサラリーマンをしながらブログ運営をしてる『べべくん』です。

読書の秋ですね。僕は、読んだ本をiPhoneのメモ機能に記録に残しています。最近読んだ本を振り返ると『採用関係と心理学』の本が半分以上の割合でした。

仕事で採用活動に関わることもしており、学生の方の本質を知りたい!と思い採用関係の本と心理学の本を手にする機会が増えました。

人間の本質を知るのは極めて難しい・・・・

今回は、そんな採用関係の本の中から『三井物産が変える 人材採用』という本を読んで採用担当者の立場から採用活動について考えてみました。

まず『三井物産株式会社』は2020年卒学生を対象とした、ダイヤモンド社の就職人気企業ランキングにおいて、文系男子・理系男子・文系女子・理系女子すべてのカテゴリーで第1位を獲得しているくらい凄い会社。

年間の売り上げも8兆円を超えるから驚き。(2020年3月期決算)

その三井物産の採用活動を変革した人事担当者の方が書いた書籍です。

本書では『採用のミスマッチを防ぐ』ことの大切さが書かれており、考えさせられる内容でした。

本書では『採用のミスマッチを防ぐ』ためには、自分の会社の理念に合った人材を見極める事と、本音で企業について語るの2つが大事という事が書かれていました。

仕事で採用活動に関わっている僕の立場としては「本音で企業について語る」っていうのは本当に大事だと思っています。

そもそも採用のミスマッチというのは企業側もそうですし、学生の方にとっては大きな痛手になります。人生を左右してしまうほどの痛手です。せっかく大学まで卒業して、入社した会社が自分の想像していたのと違ったというのは本当に悲しい事です。

そうならないためにも入社前に企業側として「ギャップ」を埋める事が本当に大事です。

企業の良い部分だけでなく事実を本音で語ることで、入社後のミスマッチを防ぐことができます。

簡単に思えて、実はこれが難しい。なぜなら多くの採用担当者には計画採用人数という必達目標を課せられています。内定辞退者が多いとペナルティーがある会社もあるでしょう。ですので、入社をして欲しいという気持ちから会社の良い面だけを担当者が伝えてしまいがちです。

『オワハラ』、就職活動を終わらせるハラスメントが問題視されています。「内定を出す条件として就職活動を終わらせるように」と学生に採用担当者が伝えているのです。入社を強制してしまうようなやり方も目立っているのです。

このような事がなぜ起きるのか。僕の結論として採用活動の目的について間違いがあるからです。『今年の採用人数10人だから、採用したら担当者としての仕事は終わり』というのが間違えた採用活動の目的です。

正しい採用活動の目的は『5年後、10年後、20年後の幹部候補を採用する』だと僕は考えています。入社したら終わり、ではないのです。入社後も採用した責任はあります。

そういう目的で採用活動をすれば、ミスマッチも防ぐ事ができ、企業の本音を語ることもでき、「オワハラ」なんてしないでしょう。

『三井物産が変える人材採用』の要約・ポイントについてはブログの記事で書いています。興味のある方はぜひ読んでいただけたら嬉しいです!


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