本当の天才で出逢えた、辻井伸行さんのコンサート

私は、高校生の頃にひょんなことから母親に「辻井伸行さんのコンサートチケットとれたから行くよ。」と言われて、行った。私の辻井伸行さんの印象としては、世界のピアノの大会やなんかですごい成績を収めてたっていう印象で「すごい人なんやろなー。」って感じだった。
コンサートが始まり辻井伸行さんが登場した時、第一印象として
すごいピュアな子供を見ているようだった。すごい人なのに、どこか可愛げがあって、身近な存在に感じた。
ピアノの演奏が始まった。30秒ほどピアノの音色聞いたときはもう虜になっていた。こんなにもピアノの音で太陽の光を浴びた綺麗な草原と光り輝く小川の風景が見えた。
「あぁー。天才ってこういうことなんだ。」って。
天才は優しいと。
暖かくて、もう何も考えたくない。ただこの場所にいたいとそう思えた。ピアノの演奏を聴いて、だんだんと眠気が来る。
1時間30分の演奏だったが、7割ほど寝ていただろう。
周りを見ていると、7割ぐらい寝ていた。みんな、同じように辻井さんの音楽に包まれて、その優しさのあまりにうとうとと気持ち良くなっていた。
もう最高だった。もう演奏の感想と言っても言葉なんていらないとまで思った。

本当の天才に出会えてよかった。まだまだ、未来は明るいと。

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