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教師になる前に不登校支援の学生ボランティアをしたお話


大学3年生のとき、学生&現役教師向けの合同研修へ参加しました。

グループディスカッションや講義などを聞いて教師になるモチベーションが上がり、よし!帰宅しようと思った際に、『すこしよろしいでしょうか?』と、たまたま同じグループに教育委員会の方がいらっしゃったようでお声をかけていただきました。



これが今もお世話になっている恩師O先生との出会いでした。


『不登校支援の学生ボランティアを募集していてご興味はありませんか?』

勉強目的ではなく、お家へ伺いちょこっと何気ない日常会話をすることで心を開ける大人を少しでも増やしてほしいというねらいでした。


私は最終的に学校の先生になってしまうぐらい学校が好きで、幸い先生や友だちにとても恵まれた学生生活を送ることができました。しかし、不登校になってもおかしくない素質が多々ありました。そもそも自分のおうちがなによりも1番大好きな人間なので。笑

また不登校支援にもともと興味があったので、参加させていただくことにしました。


可愛らしくおとなしい女子生徒へ、普段noteへ書いているような薄っぺらい自分私信(笑)をひたすらペラペラ話したり、その子の趣味のお話を聞いたり手芸をしたりして過ごしました。とても楽しくて毎回会うのが楽しみだった記憶があります。


私は(当たり前かもですが)、生徒と一切連絡を取らないポリシーなので、
教員になって数年してから、ある日ふとそういえば〇〇さんは今頃どうしているかな?元気かな?と思っていました。その矢先に委員会の方から突然ご連絡があり、『〇〇さん交流が終了した後に、猛勉強したようで、普通科の高校へ一般試験で合格して、そのあと大学も合格したようだよ。約◯年間学校へ行けてなかったのに。独学で。本当すごいよね。家族も貴方へご連絡したがっていたけど、委員会を通してご連絡したよ』という朗報をいただきました。

『勉強は裏切らないよ✏️』という言葉が彼女へ効いたのかもしれない。笑

※今はそこに筋肉も裏切らないが新たに追加されました💪


ご連絡をいただいたとき、本当に嬉しかったです。

先生のくれた言葉が人生のきっかけとなったよ!と言ってもらえるこれほど生きがいのある仕事はわたしにとってほかにないかもしれない。そう思いました。


後日談🕊️

事後報告という形で(苦笑)退職のご連絡したところかなり驚かれましたが、
『でもまたどうせ戻るんでしょ?』と核心をつくような一言を言われ、最近は、『いつ戻るの?』と煽られます。笑

やりたいことがとにかくたくさんあるので、たとえ寿命が半分縮んでもいいので、今同一軸に自分が二人欲しいです。贅沢な悩みです。

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