見出し画像

「未完成」の歌詞を想像してみた

年が明け2020年の月9ドラマは「絶対零度シリーズ」第4弾! サブタイトルが「未然犯罪潜入捜査」に変わってから2作目となる作品この作品の元々のヒロインは上戸彩演じる新人刑事「桜木泉」が未解決事件を何度も何度も現場に通い事件当時を想像し真実へたどり着くと言うものだ。

家族を殺され1度は殺意に身を置いた未然犯罪潜入捜査班 通称「未犯」の班長は家族への愛を止められずに居た。
時折その愛が暴走して再び殺意に飲み込まれそうな彼の心は「僕から逃げて、壊して欲しい」と願う気持ちもあった。
過去を全部捨てて笑い飛ばして居てもフラッシュバックする事は誰にでも有りうる事だ。

「潜入捜査」なので勿論「嘘つき」と言われても否定できない
「実は…」と事情を説明しても無論突き放される事もある。
彼は家に着くと居ないはずの奥さんと娘さんの夢を見るようになってしまう。
時に行き過ぎた感情は人を無情の暴力へと誘う。
いっその事、世界から消し去ってしまえればいいのに…

「僕はなんて未完成なんだ…」
「どうしたら良いか、分からないんだ」
班長は苦しんでいた。
救えない事もある 「憎しみ」なんて感情生まないで

中にわ彼を否定する人も居る「全部壊していいの?」と投げかける
二度と振り返りたくない過去(キズ)もある
「幸せになってね」その言葉が心を癒す言葉にあるいは過去に囚われ問い掛けてしまう
「こんな僕を愛してくれてありがとうそして、こんな僕が愛してごめん」
「もう…自由だよ」

「本当はどうなんです?」と男は自分の上司に問う
上司は言葉に詰まりつつも男の問いに対して言葉を濁らせる
お互い隠して騙しあいお互いの真意をさぐり合う

「不必要」に過去を持ち出し
傷つけ合いそれでも認め合い何処か信じ合う
寂しさを満たす訳じゃないけど意識し合う2人

「人はなんて未完成なんだ」
「どうしたらいいか分からなくなる」
僕達は似たもの同士だね。

「呼吸を止めて 見つからない様に…僕から逃げて」
もしかしたら彼の家族は「もう忘れて欲しい…全部」
と願って居るかもしれない
「例え何処で生きていたって好きだよ」
「君は泣いているのに、ねぇ…なんで泣けないんだろう……」
「無責任に愛してごめん」

すべてが波のように押し寄せて 引き返して
定まらない


誰もが正常な日々を願い時に「返して欲しい」と思う
「終わりたい」けど「終われない・終わらない」
「いいよ君が決めて」

事件を追うにつれ徐々に追っている事件が壮大なテロである事がわかる
警察内部にテロに関与している者が居る事がわかり、その共犯者姿をは直後姿を消す
未犯のメンバーが犯人を追う中過去の事件が影響を与えている事がわかる

「愛を止めて 僕から逃げて」
「全部壊したい」と思う程に世の中に絶望感に飲まれて
自分の「過去」を捨てて笑い飛ばして
いいよ いいよ いいよ…
二度と同じ過ちを繰り返さない
「上手く幸せになってね」
「こんな僕が愛してごめんね」

真犯人の正体がわかった時ある者はショックを受け
またある者は驚き
中には薄々気づいている者もいた
気づいていた者は「自分がそうさせてしまった」と嘆き自ら決着をつけに行こうとする

「呼吸を止めて」と囁く声がした 「僕から逃げて」と願った
「忘れて欲しい」という思いと共に「未然に犯罪を防いで欲しい」と思う犯人
例え何処に居るかもわからなくても「好きだよ」と恋人を想う女性警官
「人を殺したいと思った事のある僕らにしか見えてない景色を見よう」と問いかけてくる犯人
「世界は脆すぎ」と誰かが言っていた
「あなたに会えてよかった」と君が笑う

犯人の言い分は「これは必要悪だ」と言う
さて「必要悪」とはどこまでを「必要悪」と言うのだろうか?もしも「常識の範囲内だよ」と言う人が居たらでは「必要悪」は「悪」なので「常識の範囲内」から逸脱してる事になるのではないか?ともあれ

もう…自由だよ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?