見出し画像

【インタビューに挑戦!】ありのままに自分の音を伝えることができる篠笛に出会えた物語

わたしの周りには、素敵だなあと思う女性がたくさんいます。インタビューという形で、一人ひとりとゆっくり話がしてみたい!とずっと前から思っていました。noteを始めたことをきっかけに、やりたいことに挑戦です🥰

友人のさとちゃん(Satoko Monobe)に相談したところ、
「わたしでインタビューの練習していいよ」と快く引き受けてくれました。

彼女は篠笛奏者でもあり、聴く人のこころにそっと寄り添い優しく包んでくれるような奏でを運んでくれます。それは、音の中に今までの経験や想いが響き合い、共鳴していくような感覚。その音色にわたしも何度も救われてきました。

表現の一つとして篠笛にたどりついた軌跡(奇跡)、これからの夢などについて、語ってくれました。

この記事は、その方のすごしてきた時間の一部を言葉でお届けできたらと思い、「Me-time~わたしの時間」と題しています。

画像1

さとちゃん(Satoko Monobe)プロフィール
宮崎生まれ宮崎育ち。小さい頃から引っ込み思案で人や環境になじめず、自己否定や劣等感に苛まれながら大人になる。
36歳の時に篠笛(竹に穴をあけただけのシンプルな日本の横笛)と出会う。その後、篠笛は自分を表現できる唯一のツールとなる。
2019年、笛友を訪ねるひとり旅として、アメリカのポートランド・フロリダ・ニューヨークに3ケ月滞在。現地の和太鼓グループとの演奏や、学校で子ども達への篠笛授業を経験し、これまでの小さな世界観が広がる。
これからの自分のテーマは『ありのままの自分の輝きで生きていくこと』


___最近は、どんな活動をしてるの?

一昨年、アメリカのフロリダに行ったときに泊めてもらったのが、ユカコちゃん。府川太鼓というプロ和太鼓でも活動している笛友。
その人の繋がりで知り合った日本語教師もされているサトコさんから連絡がきて、
「年に一回日本の文化を紹介するイベントがあって、今年は3月にオンラインでするから出ませんか」って。
演奏時間は、時差があるからフロリダは朝の8時半、日本が夜の10時半からになるのかな。

そういうイベントに出るときって、ちょっとした説明を英語でできると良いなあと思う。前回アメリカに行った時も、英語がわかなくても大丈夫だったけど、わかったほうがいろんな話ができるし、話してる内容がわかったりするから。

次に行くときはもうちょっと英語ができるようになっていたいなあ。


___うん。わたしも独学で英語やってるけど、なかなか話す機会が無いよね。


画像2

(↑フロリダの府川太鼓の皆さん。さとちゃんの左隣が、ユカコさん。)

昨年末は、ピアノ一家で育ったレオくんのコンサートがあって、わたしも参加させてもらったの。レオくんは、日本人なんだけど、アメリカで育ったから英語のほうが得意で。
コンサートを一緒に企画をした方は定年退職されてるんだけど、今年ヨーロッパに語学留学する予定なんだって。

この前は、レオくんとその方が英語で話してて、
「ああやっぱりいいなあと思った。英語のリズムって心地いいんだよね。話せたらいいなあ~」って思った。

___いいね!わたしも将来は英語でインタビューして、発信できるようになるのが夢だなあ。
もともと篠笛に出会ったきっかけは?

学生時代は吹奏楽部に入ってて、社会人になって、茶道、ヨガ、エアロビクスなどの習い事をしたり。あと、ボランティアで障がいを持った方との「ふれあいの旅」やイベント企画にも関わったりしたりしてたの。
その後、ヒップホップダンスに出会って、他の音楽にも触れたけど、リズムに合わせるソウル系の黒人音楽がわたしにピタッときたと。

その後、スピ系の世界を知って、その流れで篠笛と出会って師匠のような方と一緒に演奏活動していく中で、自分らしく生きていくことの大切さや、宇宙の話とかに惹かれていった感じ。

2016年からはインターネット篠笛コンテストに挑戦したり、篠笛の合宿で他県の人と繋がりも持てるようになった。アメリカに行った年には、この篠笛コンテストで1位にもなれた。 

画像3

           (↑篠笛コンテストでの一場面)

そして今は、次のステージに行くための最終試験のような時期で、これを超えれば本来の自分がようやく生きれるようになるかなと思ってるよ。


___今まではどんな感じだったのかな?

小学生のときから大人になるまで人に馴染めない自分、ありのままで生きることができない自分が嫌で、自分に自信が無かった。
自分にとってはとても重い荷物だったけど、それがやっと取れて、本番が来そうな気がしている。
 

___うんうん。

今までやってきたことがバラバラじゃなくて、すべては繋がってた。これからのために今までがあったってわかってきた。
中高は、なんとなくフルートをしてて、どうしてフルートを選んだかわからなかったんだけど。
高校2年生のとき、フルート経験のある後輩が4人入ってくることになり、わたし先輩になるのがプレッシャーになって、パーカッションに変更したの。

___え~!そうなの??


パーカッションは、大太鼓や小太鼓、シンバル、タンバリンなどのリズム楽器なんだけど、普段は電話帳をたたく基礎練習をひたすらしてた。楽しみは、電話帳の真ん中がどんどん破けてきて底まで貫通することくらいかな。(笑)

篠笛をしていくうえで、リズムはすごく大事。五人囃子の笛太鼓っていうように、ドンドン、ピーヒャララ~って。

それで、気づいたんだけど、フルートは篠笛、パーカッションは和太鼓に繋がってた!吹奏楽部でなんとなく担当することになった楽器は、ちゃんと未来の準備をしてたんだなあって。今になってわかったよ。

実は、未来が先にあるっていうでしょう?
未来があって、今や過去がある。今、それをすごく実感している。


___未来が先にあるっと思うと、時間の流れも違って感じられるね。
これからやっていきたいことは?

最近スポーツクラブに入って、ヒップポップがやっぱり好きだと感じた。いつか笛とダンスをくっつけてやりたいな。
それから、横笛コンクールで知り合った青森の方がいて。最近FBで、その方がNPOを立ち上げて、障がいがあるないに関わらず、誰でも笛が吹けることを伝えている活動をしているとこを知ったの。

ああ、わたしもこんなことをしたいってずっと思ってたことを思いだした。
目が見えなくても、車椅子でも、話せなくても呼吸ができたら笛は吹ける。わたしもこれからそういう活動がやれたらいいな。


画像4

            (↑篠笛体験の一場面)

___さとちゃんが感じる篠笛の魅力は?

わたしを押し上げてくれる人もいる。
イベント中に、打合せもなく、「さとちゃんが今からこの場にあった演奏をします!」って紹介されたり。
その場で内側から湧いてくる音をそのまま出すとか、そういうのがわたしは好きなんだよね。自分なりにやってすごく気持ちよかった。

スピ系の話も好きだけど、言葉ではなかなか上手く話せない。でも、笛だと言葉では表現できない想いが表現できる。篠笛は、わたしにとって一つの大切な表現ツールなんだ。

チャネリングできる人が、「あなたの中に『音神様』がいる」と言われたことがある。
音神様が、私の身体を使って表現したいと言っているって。でも自分のことが好きじゃなかったり頭で考えてばかりだと表現できないから、自分が良い状態でいることが大切だと。

そう言われて、すごく嬉しかった。
本当かどうか分からないけど、わたしが思ったことが正解!だよね!
スピ系としての笛、そこも今までの経験と繋がりそう!


___ずっとさとちゃんのテーマだった「ありのままの自分」について、
いまどう感じてる?

去年のコロナのころから、さらにいろんな情報が入ってきて。
これからは、ハイヤーセルフと繋がって、「ありのままの自分で生きる時代になる」と言われているのを聞いてきた。

「わたしずっとそこができなくて、探して、苦しかった。みんな普通でいるのに、なんでわたしはこんなに苦しいの?」って。

でもそこが大切、結局はそこ。そのことを理解するためにずっと逆の「ありのままの自分でいられないという体験をしてきたんだと思った。
ずっと、“ぬるま湯地獄”だった。言葉にできない孤独、寂しさがずっとあって。

波乱万丈の人生のほうがかっこいいけどね、V字回復みたいな。
わたしは波乱万丈ではない人生だけど、そういうことを学びたかったから、こんな人生を選んできたのかな。いろんな人の情報を聞いて、自分に置きかえてみると、そう思うようになった。

___何を学ぶか、環境も自分で選んで生まれてきてるっていうしね。
“ぬるま湯地獄!”自分でつけたの?

うん。痛みがあるわけじゃないけど、生きることがずっとつらかった。
笑ったり泣いたりすることがどうして普通にできないんだろうと思っていた。自分のこの苦しみは何なんだろうとずっと探していた。

___うん。

そうやって悩んできたことも、そのうちどうでもよくなってくるかも。生きているうちに何を体験したいか、この世の中のために何ができるようになるかで忙しくなっていく人生になりたい、そっちに移行したい。

あなたはもう十分に育ったから、そろそろ次のステージに行きなさいと言われている感じ。

___地の時代から風の時代だしね。

うん、やっと本番、さなぎから蝶。

___地があってこその風なんだって。今までの経験を活かして、自由な発想で生きていきたいね。

うん。そういえば、知り合いで、月に住所を持ってる人もいるよ!

___へえ~!

将来、孫に譲るために、なんだって。
ロマンだなあと思う。


画像5

           (↑篠笛仲間の皆さんと一緒に♪)

___最後にメッセージをお願いします!


人のせいにしない生き方ができたらいいなと思う。そのためには、しっかり“自分の軸”を立てること。
自分が無理してがんばらなくてもできることで、それが他の人にはできないことだったり、必要だったりすることだと思う。それをどんどんやっていくことで、自然と自分も周りも本当の「幸せ」に気付いていけるんじゃないかな。


インタビューはここまでです。
さとちゃん、ありがとうございました。そして、ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

いかがでしたでしょうか?
このインタビュー挑戦は、実は、人と話すことにちょっと苦手意識のあるわたしの救済企画でもあります。
苦手だけど、やっぱり人と話すのは楽しいし、人を知ることができるのってすごいことだと感じました。

その方の魅力が引き出せて、それを言葉で伝えられるようになりたいと思います。
また挑戦します。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?