ノミのジャンプ

ハワイでも少しずつビジネスの再開が始まりました。外ではマスク着用、ソーシャルディスタンスの確保、10人以上の集まりはだめ、といったお達しは続いています。そしてアメリカ本土、海外からの観光客の受け入れはまだ現時点では決まっていません。
ハワイの公立の学校も3月中旬から休校のまま夏休みに入りましたが、8月に始まる新学年度がどのようになるのかまだわかりません。でも、海は青いし、イルカも元気です。

画像1

さて、外に出ない間に始めた、というか再開したことの一つが、ウクレレの練習です。思い返してみたら、初めてのウクレレの模様に一目惚れして購入したのが8、9年前! あの時からみっちり練習していれば、今頃もっと上手になっていたのでは、、、?

画像2

画像3

ウクレレの音色は、とても心地良くて、ハワイの気候にとっても合っているなぁ、と感じます。作る木やサイズによって音色も大きく変わります。
プランテーション時代に、ポルトガル移住者が持ってきたギターのような楽器が元になっているそうで、楽器を弾くときの指が、ノミ(ウク)がジャンプ(レレ)している様に見えることからハワイでは「ウクレレ」と呼ぶようになったそうです。

私の教える中学校でもウクレレの選択クラスがあって、生徒たちは私なんかよりよっぽど上手で校内(ほぼ屋外)をウクレレをポロン、ポロン、弾きながら歩いている子たちもいます。ハワイに来て「ジェイク シマブクロ」という若きウクレレ奏者の存在を知った頃、とってもウクレレが上手な男子生徒がいました。彼はジェイクのように速弾きが得意で、在学中は、学期末に行われる学校全体のパーティーで披露してくれたものです。あの子は今何歳になったかな、きっとどこかで活躍してるんだろうなぁ。

今日、家賃を払いに下に住む大家さんのところに行ったら、加山雄三の「君といつまでも」のウクレレコードをくれました。私の大家さんは優しくて、いつも果物をくれたり、日本に帰国する6月や、クリスマスプレゼントだからと12月の家賃をおまけしてくれたり。以前は高校で木工を教えていて、ウクレレも手作りしちゃいます。私もコアの木でウクレレを作ってもらいました! 初めて買ったウクレレはマホガニー。これも良い音が出ますが、コアのウクレレは音が柔らかくて響きが良い。フラで習った曲を弾いたら、これまた最高。

画像4

画像5

今から早速「君といつまでも」を練習しよう。
そして途中のセリフももちろん、生かされていることに「幸せだなぁ」と。

画像6

【text&photo by Mina from Hawaii Big Island 】

成田水奈 愛知県出身。27歳の時に米国アイオワ州に留学。小学校教員免許を取得後公立小学校で教える。結婚を機に全く興味のなかったハワイ島コナに移住。しかしコナでフラダンスと出会いフラを通してハワイの歴史や文化、自然との関わり方や生き方を学びながら、日系人協会に所属し日系人移民の歴史、功績も学ぶ。離婚後もハワイ島が気に入り引き続き公立中学校で日本語とEL (English Learners)クラスを教える。通訳をきっかけにタマラエネルギーと出会う。自分らしく生きるサポートエネルギーを広めるためアクティベーターとなる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?