アフプアア

古代ハワイ人にとって土地は所有するものはなく、神様から借りているものだった。島をケーキのようにカットしてそれぞれをその土地のアリイ(王)が監督していた。マウカ(山側)に住む人達とマカイ(海側)の人達は、海で獲れるものと山で獲れるものを交換しながら足りないものをそれぞれ補いながら生活していた。その「ケーキの一切れ」を「アフプアア」という。

西洋人がハワイに住むようになって、土地の所有権を主張しだした。土地に対する認識の違いから、ハワイ人はもともと住んでいたほとんどの土地を失った。

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とてもざっくりなハワイの歴史の一部分でした。「アフプアア」の名残は地名でも残っているし、住所の番地に残っています。アフプアアの境界には、日本でいうお地蔵様のように祠があって、そこに豚(プアア)を象った石を乗せたり、年貢として豚を乗せてあったとか。

どのアフプアアにも、一箇所、海の近くに上界と繋がっている場所があるそうです。亡くなった人の魂が、そこから次の世界に行くのだそうです。

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明日、いつものように海でチャンティングをする時、彼女のためにチャンティングをしよう。笑顔がとても素敵で、いつも周りの人を気遣ってくれて、彼女がいるとその場の空気が柔らかく、和んだものになりました。

そんなに歳は違わないのに、お母さんのように甘えたくなってしまう優しい彼女。最期まで頑張った彼女。

今日の夕日は貴女のように優しくて強い夕日でした。ありがとう。

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【text&photo by Mina from Hawaii Big Island 】

成田水奈 愛知県出身。27歳の時に米国アイオワ州に留学。小学校教員免許を取得後公立小学校で教える。結婚を機に全く興味のなかったハワイ島コナに移住。しかしコナでフラダンスと出会いフラを通してハワイの歴史や文化、自然との関わり方や生き方を学びながら、日系人協会に所属し日系人移民の歴史、功績も学ぶ。離婚後もハワイ島が気に入り引き続き公立中学校で日本語とEL (English Learners)クラスを教える。通訳をきっかけにタマラエネルギーと出会う。自分らしく生きるサポートエネルギーを広めるためアクティベーターとなる。

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