詩* わからなさ
このカルピスには
どれくらいの水が美味しいの
あの本は何時間で
読み終えられるの
全然わからない
辿り着かなくて、苦しい
答えなんてないんじゃないか
お墓に祖父は眠ってるのか?
問いは、いつも謎を産むだけ
砂山なら
つくれるかもしれない
いつ崩れるかもわからないけど
早く風に吹かれて
消えてしまえばいい
うさぎはひとりぼっち
迷宮も人を魅了する
脳には血が通っている
コンソメはまず一粒から
入れてみたらどうだろう
赤ピーマンに染みこむ頃には
優しいスープが
出来るといいなあ
2021.03.08
わからなさに向き合い続けるなんてウンザリだけど、複雑さにも血は通い流れはあると思うから、できることから始めて、自分だけじゃなく相手も喜ぶそんな何かに生まれ変わったらいいなって。
私がわからなさと仲良くなる試み、でした。
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