詩* 雫


おぎゃーと泣いて

生まれてきて

そのあと何回泣いただろう

とめどないことが

当たり前だったのに

溢れる雫は

いつからかどこかへ


同じ強さで山肌を流れ

河を辿り

海にすら繋がっていく…のに

完結している

海が割れる日は、来るのかな


どんなに頑張っても

雫は雫

波だったり

雲だったり

その時々で

いいんじゃないの

何に生まれ変わっても

いのちのそばに

雫は雫


葉末の露が

朝陽を飲み込む

まだもう少しそこに

いたいみたい


21.03.10


突然襲う不安。それは行動したからこそ。

がんばっても上手くいかないと知る。

世界は広い!私はちっぽけ。

死ぬまで未熟なのだから、精一杯やろう!

そう思い直すための時間、でした。


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