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縄文海進と古神道、神社、天皇制(5)

地図情報でご紹介したサイトはすべて陸上の海抜レベルの地図でした。温暖化で縄文海進のように海面上昇が起こる際にはこれらの地図でいいんですが、寒冷化で海面下降が起こる際には使えませんね?『ヤンガードゥリアス期』の1万2,800年前の氷期の頃は、現在の海面よりも100メートル下がった状態でした。水深100メートルまで陸だったのです。

そこで、ブラウザベースのGoogle Earth試験サイトで見てみましょう。最初はフィート単位なので、「メートルに切り替える」でメートル表示にしましょう。

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海底のことを英語で『Seafloor』といいますが、これでは深さが色でしかでないのでよくわかりませんね?アメリカ海洋大気庁(NOAA)の地図を試してみましょう。

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操作方法は、Google Mapと同じです。デフォルトでは水深の表示が出ません。画面右上の「Options」をクリックしてください。空欄になっているチェックを全部クリックしてオンにしましょう。水深の表示が出るはずです。単位はフィート。つまり、300フィートで約90メートルです。『ヤンガードゥリアス期』の1万2,800年前は約300フィートの水深線までが陸でした。Google Earthのサイトなら、海の白い部分が陸、NOAAのサイトなら、300フィートのラインあたりまでが陸です。

最近、日本の海で温暖化の影響なのか、熱帯の魚が北上しているニュースをよく耳にします。温暖化なら魚は北上、寒冷化なら魚は南下。人間だって同じです。暖かい時期は北上し、寒い時期は南下する。つまり、『ヤンガードゥリアス期』の1万2,800年前は、人間は南下していました。都合がいいことに海峡が海面下降で隆起して、陸橋が生まれて、日本列島は大陸と地続き、来るのが簡単だった。

ヤンガードゥリアス期

つまり、気象環境と物理的な話で、『ヤンガードゥリアス期』の1万2,800年前に日本に来た人間、石器時代・縄文時代の人間は、北方の人間です。寒いのに南から日本に移り住むバカもいませんからね。

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