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竹内まりや ー 五線紙

Mariya Takeuchi - Gosenshi (五線紙)

アルバム『ラヴ・ソングス』が発売された頃は、私は大学生。竹内まりやの登場は新鮮だった。軽く明るく、でも、たまに陰りのある曲を取り混ぜて、私の気分にあったものだ。

その中で、『五線紙』は良かった。現実主義者の私が大学内左翼グループとどんぱちやっていて、

あの頃のぼくらは美しく愚かに
愛とか平和を詞(うた)にすれば
それで世界が変わると信じてた

愛とか平和を歌う彼らをあざ笑ったもんだ。そんな叫びや歌では世界は変わらないと。

しかしね、最近、愛とか平和を歌うのもまんざら捨てたものじゃなかったのかな?と思い始めたよ。

竹内まりや ー 五線紙

人気のないホールの
折りたたみ椅子たち
リハーサル前の暗い空気
靴音さえも途切れた休止符

あの頃のぼくらは
美しく愚かに
愛とか平和を詞(うた)にすれば
それで世界が変わると信じてた


※耳元を時の汽車が
音もなく過ぎる
ぼくの想い出の時計は
あの日を差して止まってる※

12弦ギターの
銀の糸張りかえ
旧い仲間もやって来るさ
後ろの方でひっそり見てくれよ

(※くり返し)

10年はひと色
街影も夢色
変わらないものがあるとしたら
人を愛する魂(こころ)の 人を愛する魂(こころ)の
人を愛する魂(こころ)の五線紙さ

フランク・ロイドの音楽


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