見出し画像

音声読み上げソフト

音読さんに読み上げさせる前に、オリジナルの文章は、1)項目タイトルは句点をいれないと、次の文節を続けて読んでしまう、2)カッコ=()ではなく、読点で区切ったほうが良い、3)読み上げさせたい漢字と違う読みとなったら、ひらがな表記で対応、と加工した方が良いですが、まずまず、聞いていてもそれほどのロボット臭は感じられない。

音読さん

音声読み上げソフトの「音読さん」を使って、これからアップする記事を音読させてみた。下のリンクが読み上げ結果。

オリジナルの文章。

断絶

ところで、現天皇家はアマテラスを始祖とする万世一系の家系というのは疑わしいと思います。実在する天皇はどの代からでしょうか?

第十代崇神天皇以降が実在、
第十五代応神天皇以降が実在、
第二十六代継体天皇以降が実在、

といろいろ説があります。

神武天皇から第九代開化天皇までが実在の天皇ではないという1の説で考えると、西暦248年の卑弥呼の謀殺からあまり時間が経っていないで、これほどの天皇が即位できるか?と思うと、3の継体天皇(450年~531年)以降が実在と考えたほうが納得いきます。

では、卑弥呼の時代の三世紀から五世紀までニ百年くらい、何が起こっていたのか?というのが謎です。が、その間に卑弥呼=アマテラスの血統は断絶したのでしょう。だから、現天皇系に卑弥呼=アマテラスの血統は入っていないのが実情ではないかと。明治以前も御祭神をアマテラスとする伊勢神宮に天皇家は参拝していませんしね。

アマテラスとスサノヲの血統はつながっていませんが、継体天皇が天皇家を始めるまで、アマテラスとスサノヲの血統にはお世話になったことがある、霊力も強いので、神宮を設けてお祀りするが、参拝する必要はない、という位置なのでしょう。

いずれにしても、現天皇家が成立する五世紀よりもはるか昔の桓帝、霊帝(146年~189年)、西暦二世紀の頃から、日本は多数の諸国が存在して、合従連衡を繰り返していた、ということは言えるでしょう。

でっちあげの嘘っぱち

天皇家の血統が日本国の始祖というのは、古事記・日本書紀などの史書のでっちあげの嘘っぱちです。

ただし、火のないところに煙は立たず、古事記・日本書紀が書き換えてしまったオリジナルのストーリーがあったはずです。だから、そこには卑弥呼=アマテラスもスサノヲもいたはずです。

さて、アマテラスとスサノヲの血統はどこに行ったか?というと、実は出雲なのかもしれません。

アメリカの国家としての歴史をジョージ・ワシントン以来の歴史で考えればニ百数十年ですが、それ以前の歴史も考えればもっと長いというのと同様にして、天皇家の成立以前の日本の歴史は、西暦ゼロ年前後くらいの弥生時代からすでに始まっていたと言えるかと思います。ニ千年ですよ?メソポタミアやエジプト、中国には負けますが、世界史の中ではトップテンに入る長さの歴史です。


この記事が参加している募集

#最近の学び

182,021件

サポートしていただき、感謝、感激!