地球の姿Ⅱーニ億五千万年前の地球の姿を逆回しで見る
地球の姿Ⅰーもしもすべての氷河が溶けたら?
地球の姿Ⅲー気の遠くなるような未来の宇宙の終焉
でも、これは、プレートテクトニクス理論に基づいて大陸を動かしているだけのCGで、年代ごとの海岸線の海進、海退の映像じゃないので、そのままじゃない。中生代なんて、今よりも海面がニ百メートル以上高かった。陸地なんて今の半分しかなかったのだ。
古生代の次の時代である中生代は、約ニ億五千ニ百万年前から、三畳紀・ジュラ紀・白亜紀に分けられる。時間の経過とともに超大陸のパンゲアは分裂し、ジュラ紀、そして白亜紀と姿を変えていった。この大陸の分裂で、活発な火山活動が起きた。そして大量の二酸化炭素が地球上に放出された。また、二酸化炭素は温室効果をもたらすため、中生代は温暖な時代だった。特に白亜紀は、当時から現在までで もっとも温暖な時代だった。平均気温は現在より10℃程度高く、北極や南極には氷がまったくなかった。海水面は現在よりニ百メートルも高かった時代があった。
地球温暖化などと騒いでいるが、過去一万年で比較すると、現代の海水面は低いほうだ。これから百年くらいで海水面が数メートル上昇すると騒いでいるが、過去その程度の海水面のレベルなどよく起こったレベルなのだ。私の「縄文海進と古神道、神社、天皇制」を読んでいればわかることだろう。
真に恐ろしいのは、温暖化のエンジンが突然逆周りとなり、寒冷化に進んで氷河期が訪れることなのだ。カルデラ火山の噴火程度でもたやすく地球平均気温は数℃低下するのだ。
How Earth Will Look In 250 million Years
The Geography of the Ice Age
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