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アルファベットの「ミッシングリンク」を解き明かす古代の碑文が発見される

なぜ「アルファベット」と呼ぶかというと、ギリシャ文字の最初の二文字、「アルファ」と「ベータ」から「アルファベット」という呼び名になったのだそうです。

「アルファ」と「ベータ」、「A」と「B」

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アルファベットは紀元前1700年頃、レヴァント地域(現在のシリアからシナイ半島の地域)に住んでいたセム語族から誕生した。レヴァント人はエジプトのヒエログリフから原シナイ文字と呼ばれる文字を考案した

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と、さらっと書きましたが、

アルファベットのご先祖の原シナイ文字(=音素文字)は、ヒエログリフ(象形文字、=表意文字)から生まれたということです。

何かに似てますね?

ひらがな、カタカナ(=音素文字)は、漢字(=表意文字)から生まれたわけですよね?文字の成り立ちってのは似たようなものになるんですね。

カナン(地中海とヨルダン川・死海に挟まれた地域一帯の古代の地名、現代のヨルダン、イスラエル)で紀元前1400年頃から原カナン文字へと発展し、カナン語 (北西セム語) の表記に採用された。

そして原カナン文字が紀元前1050年頃、フェニキア文字に変わった。フェニキア文字は、さらにギリシャ文字、ラテン文字、アラム文字、ヘブライ文字へと発展していった。

原シナイ文字が、フェニキア文字に変わった。フェニキア文字は、さらにギリシャ文字、ラテン文字、アラム文字、ヘブライ文字へと発展して世界中に散らばったのに比べて、極東の島国の日本のひらがな、カタカナは、島国日本でしか使われなかった、というガラパゴスです。可哀想ですね?

ギリシャ文字の並びは、

Α、Β、Γ、Δ、Ε、Ζ、Η、Θ、Ι、Κ、Λ、Μ、Ν、Ξ、Ο、Π、Ρ、Σ、Τ、Υ、Φ、Χ、Ψ、Ω

ギリシャ文字1

です。これって、当然、アルファベットの並びと同じと思うでしょうが、違います。

A 、B、G、D、E、Z、H、Q、I、K、L、M、N、X、O、P、R、S、T、U、F、C、Y、W

なんですね。どっかで、ギリシャ文字のブロックを船で運んでいて、運んでいる間にブロックが崩れて順番が変わっちゃったんでしょうか?

ギリシャ文字の文字数は、二十四文字、
アルファベットは二十六文字、
足りないニ文字はなんでしょう?

それで、ギリシャ文字の文字数は、二十四文字。アルファベットは二十六文字。ニ文字足りない。足りないニ文字はなんでしょう?

ギリシャ文字の順番をアルファベットの順番に並べ替えてみますと、

ギリシャ文字2

そう、「J」と「V」がギリシャ文字にありません。必要なかったんでしょうか?ギリシャ人は、ノンみたいに「ジェジェジェ」と言わなかったのか?日本人みたいに「V」の発音ができなかったのか?謎です。

さて、

アルファベットの「ミッシングリンク」を解き明かす古代の碑文が発見される

アルファベットは、ラテン文字やギリシア文字のように、母音や子音を1文字で表す文字体系です。そんなアルファベットのうち、最も古いものは紀元前1900年頃にエジプトで使われ始めたと考えられていますが、新たに、アルファベットの変遷を明かす手がかりとなる紀元前1450年頃に記された碑文がオーストラリア科学アカデミーの研究チームによって発見されました。

研究チームによると、初期のアルファベットはエジプトで用いられ始めた後、現在のイスラエルやシリア、レバノンを含む「レバント」と呼ばれる地域へ伝わり、ギリシャやローマへと広がっていったと考えられているとのこと。しかし、エジプトからレバントへアルファベットが伝わった証拠は、これまで発見されていませんでした。

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研究チームは、エジプトからレバントへアルファベットが伝わった証拠を見つけるべく、イスラエルの青銅器時代の遺跡「ラキシュ」で発掘調査を実施しました。その結果、文字が記された40mm×35mmほどの大きさの陶器の破片を発掘。この破片の年代を測定したところ、レバントの人々がエジプトを支配したと考えれている紀元前1450年頃に作られた陶器の破片であることが明らかになりました。

紀元前1450年という時代は、エジプトでアルファベットが用いられ始めた時代と、レバントからギリシャやローマはアルファベットが伝わった時代の中間であることから、研究チームは「今回発見した陶器の破片はミッシングリンクとみなすことができます」と述べています。

アルファベットは「なぜ」生まれたか?
~日常からの発見【文字編】

え~、日本人は、漢字(=表意文字)と漢字を元にしたひらがな、カタカナ(=音素文字)をどちらかを捨て去ることもなく、両方使っている、断捨離のできない民族です。

ところが、

ヒエログリフが音素文字(アルファベット部分)と表意文字の混成であったということ、そして、それらが日本語のように非常に複雑な構造を持っていたということでした。例えば音素文字といっても、基本アルファベットのような1音(母音か子音)1文字でなく、ヒエログリフには2~3音を表す文字もあれば、表意文字の発音をそのまま借りて、音を表す場合もある、といった具合でした。

と、古代エジプト人も日本人と同じに、ヒエログリフ(象形文字、=表意文字)と音素文字を両方使っていたんですね?

面白い。

あれ、エジプトでしょ?カナンでしょ?ユダヤ人でしょ?当時のレヴァントの人間もヒエログリフ(象形文字、=表意文字)と音素文字を両方使っていたわけですよね?日本人と同じく?ということは・・・

日ユ同祖論

日ユ同祖論(日本人(縄文人)の祖先が2700年前にアッシリア人に追放されたイスラエルの失われた十支族の一つとする説。 但し、ユダヤ人(古代イスラエル人のうちのユダ族、ベニヤミン族、レビ族)ではなく、ユダヤ人と共通の先祖ヤコブを持つ兄弟民族である)に強引に結びつけちゃいますか?

まさかね?

ヒンズー教と仏教の原風景

縄文海進と古神道、神社、天皇制

フランク・ロイドのエッセイ集


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