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【突撃DJレポ】あの人のDJを勝手に言語化してみた ~DJ KEKKEさん編~

さー やってきました新企画。「【突撃DJレポ】あの人のDJを勝手に活字化してみた」
元々は別の方を取材するために5/12(金)にキャメロットに伺ったのですが、その時に見たDJ KEKKEさんのスキルや、完成度のあまりの高さに心を打たれてしまい、気づいたらキーボードを叩く手が止まらなくなり、約2800文字に及ぶレポートを執筆する運びとなりました。

この記事を読んでDJの面白さをもっと知って頂き、クラブに遊びに来るのがもっと楽しくなって頂けたら幸いであります。

5/12(金)WEEKEND CAMELOT@CAMELOT

この日のSPゲストは、2000年代に特大HITチューンの生んだIYAZと、東京、いや日本が誇るTOP DJの一人であるDJ KEKKEさん。KEKKEさんはどんな現場、どんなジャンルでもフロアを沸かせるトップクラスのOPEN FORMAT DJだと思っています。

僕がついたのは2:45頃。(IYAZ間に合わなかった泣)
お客さんは前の方でいい感じに踊っているけど、フロアの出入りの動きがいつもより激しく、SHIGEKIさんが絶妙な駆け引き(盛り上げたり落ち着かせたり)をしながら良いバランスで保っている印象でした。
PLAY後のSHIGEKIさんに伺った所、GW直後っていうのもあり、普段来てるお客さんが少なかったりでいつもより掴みずらかったと言っていました。
こういう状況でKEKKEさんがどういうPLAYをするのか期待感で胸がドキドキしました。

そして3時になり、いよいよKEKKEさんの時間。ちょうどその時間にバー前で乾杯をしてしまっていて、交代の瞬間を見逃してしまいましたが、流れに合わせてスムーズな立ち上がりの印象。

状況によっては交代際に派手に繋いでマイクで煽り、盛り上がりそうなパーティーチューンを即座にチョイスして投下し、一気にフロアのボルテージを最高潮に上げる時もあるKEKKEさん。(これも超カッコいいです)

今回は流れでじっくり行くんだなと感じました。
フロアで揺れながらハイボールを飲んでいるとなんだかエモい気持ちになってきました。
「ん?なんだこのエモさは!?」と思い、改めてかかってる曲が何か考えてみると、

Got Your Back - T.I. ft. Keri Hilson(2010)とか

Knock You Down / Keri Hilson Feat. Kanye West & Ne-Yo(2009)とか

Miss Independent / Ne-Yo (2008年)とか

I'm Still In Love With You / Sean Paul(2002)とか

2000年代の絶妙に懐かしいラインをカッコよく並べていました。20代前半の頃の懐かしい思い出がフラッシュバック。あー あの頃にIYAZも出てきてめっちゃ流行ってたな〜なんて思っているうちに気がつきました。
「こ、こ、これはIYAZを見に来たファンを適格に狙い打ちしてるぞ!?!?」と。

案の定IYAZを見に久々にクラブに来たお客さんとか、キャメロットの元常連(IYAZを見るために久々にクラブに来てるお客さんが結構いました)がめっちゃテンション上がってるのを見て心を打たれました。

R&B→Reggaeの流れからMake It Clap (Remix) / Busta Rhymes  ft. Sean Paul(HIPHOPのアーティストにReggaeのアーティストがフィーチャリングした曲)を挟んで今度は懐かしいHIPHOPのラインにいき、そこからNothin’ / N.O.R.E. feat. Pharrell Williamsをかけて、ネタ繋ぎで去年大ヒットしたRAPチューンBILLIE EILISH / Armani Whiteへ。

Notingが流れた瞬間にBILLIE EILISHが来るぞってわかってはいたんですが、その繋ぎがカッコよくて面を食らいました。僕もあんな風に予想を遥かに上回れる力が欲しい….

そこから「HIPHOP好きは今この辺聞きたいんでしょ!?」的な感じでここ最近のHITチューンを投下。

Bops / Coi Leray

Silver Tooth / Armani white & A$ap Ferg など。

その流れの後、Finesse(Remix) / Bruno Mars Feat.Cardi Bをかけてゆっくり揺らして一旦落ちつかせていた印象。このBruno Marsが結構ウケていて、バー前で飲んでいたお客さんもフロアの前の方にジワジワ行きだし、フロアに一体感が出来ていてPOPSも割とウケるなって思いました。
そこからのKEKKEさんのギアの上げ方が本当にシビれた。。。
Bruno Marsの後に2曲(DessertRoses)をかけた後に絶妙なタイミングでBreak Free / Ariana Grande ft. Zeddを頭から投下。
テンポも曲調も違うので、Finesse(R&B調のPOPS)からBreak Free(EDM調のPOPS)に持っていく発想って僕には全然なかったのでドキドキしました。しかもトランジョン(テンポを変えるツール)を使わずに。
恐らくBruno Marsの反応の見てPOPSもいけるって思ったんだと思います。ここだ!って思って判断した時の瞬発力や勢いがKEKKEさんは卓越してるなって思いました。

そこからはPOPS,ROCKの往年のHITチューンを畳み掛けてフロアの熱気がこの日最高潮の状態へ。そこからGreen Dayとかも投下して外国人のお客さんも喜んでいました。引き出しが広い。。。。

でここからどうするかなと思った時にGO GOダンサーが出てきて、その瞬間に雰囲気をガラっと変えて、

WAP / Cardi B feat. Megan Thee Stallion を投下!

歌詞の性描写が過激過ぎて、アメリカでは大きな論争が巻き起こって話題になった曲で、GOGOダンサーの雰囲気にバッチリハマる1曲ですね。

多分ダンサーが出てきた瞬間に判断したんじゃないかな思うので、ここでもすごい瞬発力を見せられました。。

この流れでダンサー映えするようなTwerk系の曲を並べて、次のDJの時間を迎えました。

いやー いいものを見せて頂きました。

若手DJ達のKEKKEさんを見る羨望の眼差しが、いつも僕に向けているものと全然違ったのが印象的でした。

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