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布施明はジョン・レノン好き説

これは完全に私の憶測というか妄想話。

布施明はビートルズの中だとジョンレノンが一番好き、だと思う。

今回はそんな私の妄想にお付き合いください。

そもそも

布施さんがビートルズ嫌い、と世間では言われていたそうですが、著書「ひこうき雲」でははっきりとこう書かれています。

ぼくがデビューした頃は、世はすべてビートルズ一色だったが、ぼくはビートルズ嫌いで有名だったくらいなのだ。でも本当のところは、彼らの音楽(サウンド)の大ファンで、外では大嫌いなどいっておきながら、家に帰ると、こっそりレコードを聞いて楽しんでいたのである。彼らのレコードはほとんど全部聞きまくっていた。それも結局、彼らの音楽の素晴らしさへの嫉妬からでた、テレというもの以外の何ものでもなかったのである。もっと素直に受け入れ、表現していれば、今はもっと楽になっていたのではないかと思うと、自分自身が腹立たしくなってくる。ビートルズ・エイジのうちにあって、井の中のカワズになっていた自分を振り返ると、もう一度やり直せたらなあ、などと思うのである。 「ひこうき雲 布施明エッセイ集」218-219ページ

…ちょっと天邪鬼なところ、大好きです。

中でも特にジョンレノンが好きだろうと私が考える理由は次の3つ。

理由①歌にジョンレノンの名前を出している

まあ1曲だけではあるのですが。「君とジョンレノン」という曲があります。(1983年リリースのアルバム「Woman」に収録)

この曲の中に

あの夜の君は泣きどうしだったね キャンドルに灯をつけて 小さな花をテーブルにそなえてた

という歌詞がありますが、これはおそらく1980年12月にジョンレノンが射殺されたのを受けての歌詞なのかと思います。

あと、ビートルズに広げると「ひとりぼっちでビートルズ」というのもあります。ただこちらは、音的にも歌詞的にもビートルズみはあまり感じられず。多分タイトルだけ。

理由②作風が似ている時期がある

1970年代の後半、シクラメンのかほりで地位を確かにした後の、自作曲の曲調、歌詞になんとなく自省感が強く出ている気がします。

これがジョンレノンの「太ったエルヴィス時代」に似ている気がするのです。(アイドルとして成功したものの、本当にこれでいいのか、と言う葛藤があった時期。音楽的にはボブディランの影響をすごく受けています。)アルバムでいうとRubber Soul〜Help!らへん。曲で言うと、Nowhere ManやHelp!あたり。

この雰囲気になったのはちょうどキャリア的にも、布施さんもジョンレノンも共に大成功のあとのくすぶりのような時期かなと思います。(布施さんはミリオンセラーを出したあと。ジョンレノンは世界中でコンサートをやってそれはもう世界的に有名になったあと。)

特に強く感じるのは

「ひとり芝居」

「負けちゃいけないよ」

の2曲。

ただこれはまだ曲調的にそう感じる、という感覚なので、またもっと言語化できたら改めてまとめたいと思います。乞うご期待。

③ジョンレノンの歌をカバーで割と歌っている

紅白でイマジンを歌ってたり(2006年)、2020年のコロナ禍の巣ごもりレポートでイマジンを歌ってたり。


あれ、単にイマジン好きなだけかな(汗)

あ、Womanを歌っていたこともあったようです。

どちらも原曲に比較的忠実に歌われていると思います。

そして英語で歌われている。版権の都合もあるかもしれませんが、原曲が一番伝わると判断しての原曲歌唱だったら嬉しい。(これは個人的願望)

なお話が逸れますが、私の中で、ビートルズのポールはメロディー先行、ジョンは歌詞先行で曲を作るイメージなのですが、布施さんはどうなんだろう。

少なくとも歌詞はとても大切にされるイメージなので、そういう意味でもジョンレノン寄りかな?

まとめ

アメリカに住まわれていたこととか、前の記事(下記)でも書きましたが国際結婚されていたりとか、何かお二人には共通しているものがある気がしてならないのです。そして私が何よりジョンレノンが好きなので、布施さんもジョン好きだったら嬉しい。(結局はそこ)

私の夢に布施さんにいつかインタビューをするというのがありますが、実現したらこれはぜひ確認したいと思っています。

私の妄想にお付き合いいただき、ありがとうございました。ご意見ご感想があればぜひコメントにていただけたら幸いです。

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写真は私の持ってる中で一番ジョンっぽい布施明(を選んだつもり)です。他にもっといいのがあれば教えてください。






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