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訳をつけてみよう:Song For The Young

元々ビートルズ好きだった私ですが、CDについている歌詞カードを見ては、英語と日本語を見比べて見るのが好きでした。

今は布施明沼にいますが、布施さんも洋楽に造詣が深いので、色々カバーで英語の曲も歌われていたりします。(英語にとどまらず、フランス語、イタリア語、韓国語で歌われているものもあります。対応力の幅広さにいつも感服します。)

その中で、前の奥様オリビアさんと合作で作られたSONG FOR THE YOUNG(1986年)は、英語曲。愛・サクセスのB面曲としてリリースされています。素敵な曲で、ファン仲間の間でも人気なのですが、なぜか歌詞カードに訳詞はついていない。ファン仲間の方が「意味は分からないけど素敵」と仰っているのを聞いて、意味が分かった方が、より響くこともあるよなぁ。と思って、勢いで、訳しました。(訳したの自体は10月くらいですが)

最近YouTubeで上げてくださった方がいたので、それと合わせてぜひ、ご覧ください。

SONG FOR THE YOUNG 

(作詞:Olivia H. Fuse 作曲:布施明 編曲:天野正道 )
訳は本記事筆者による。

LOVING YOU      あなたを愛し
LOVING ME      僕を愛し
LOVING ALL      全てを愛し
AND ALL YOU SEE   そうして分かるのは
HOLDING HANDS   手を取り合い
HOLDING HEARTS   心をつなぎ
HOLDING MINDS    互いに理解し合いえば
WE’RE NEVER APART 僕たちは決して離れ離れになどならないということ

COLD WINDS BLOW   冷たい風が吹いても
DREAMS WILL GROW   夢は膨らむだろう
AND KNOWING NOTHING  あなたが知っているのは
IS ALL YOU KNOW     何も知らないということだけ
THESE MANY STEPS    これまで重ねてきた
YO’VE WALKED BEFORE  たくさんの歩みも
THESE MANY TEARS    流してきた多くの涙も
NO, NOBODY KNOW    誰も知りはしない

*
THIS LIFE YOU’VE LIVED   これまで歩んできた
YOU’VE LIVED BEFORE    あなたの人生が
KEEP COMING BACK     舞い戻って来る
YOU KNOW THE SCORE    あなたは知っていたんだ
THIS CIRCLE OF TIME    この時の輪を
JUST LATERY(LATELY?) I’VE FOUND 僕は最近になってようやく分かったのだけれど
THIS WEB OF CONFUSION      混乱の巣が
IT JUST SPINS AROUND AND AROUND AROUND… ぐるぐると形作られていく

KEEP REACHING OUT   手を伸ばし続けて
KEEP REACHING IN    求め続けて
KEEP REACHING FOR WHATEVER IT IS  あなたが抱く大きな夢が何であれ
YOU DARE TO DREAM     それを実現しようと努めて
KEEP DREAMING DREAMS   夢を見続けて
KEEP HAVING HOPES      希望を持ち続けて
JUST KNOW WHATEVER YOU HAVE IN YOUR HEART どんな感情であれ、あなたの心に浮かぶ想いを知って
YOU HAVE TO HOLD… その想いはしっかりと持っていなくてはいけない

BEING QUIET      静かに
BEING STILL      じっと
BEING AT PEACE    心穏やかにいること
IS WHAT YOU WILL   それがあなたの望むこと
KNOWING YOU     あなたを知り
KNOWING ME      僕を知り
KNOWING ALL     全てを知る
AND ALL YOU SEE   あなたの見る全てを

*REPEAT        *繰り返し

*****

訳していて、結構、詩的な歌詞だなぁと思いました。オリビアさん、他の曲にも確か関わっていたと思いますが、作詞はお上手だなぁと個人的に感じます。詩的という意味で、ちょっとジョンレノンのLove という曲を思い出しました。

ちなみに韓国語にして歌われている映像が残っています。

https://youtu.be/vUk_rxeB3yw

ここからは余談ですが、布施さんはカバー曲をそのまま原語で歌うときと、訳詞をつけて歌う時とありますが、訳をつけるかつけないかの基準ってあるのかな?とふと気になりました。

私が大好きな「恋のサバイバル」は訳詞をご本人がつけたパターンですが、原曲そのままより、我々日本人に訴えかけるところが大きい歌詞になっているなぁと原曲歌詞と比べて感じた覚えがあります。(今度別記事で取り上げられたらと思います。)

これは私の予測ですが、

・歌詞の内容そのままで訴えかけたい時は元の言語のままで歌われている

・訳した方がより原曲の魅力が増したり、主な聴き手である日本人に訴えかけられるところが多くなる

基準なのかなと思っています。いつかこれもご本人にぜひ伺ってみたい。

他にも訳してみてほしい歌詞などあれば、コメントにてぜひお寄せください。ではまた。




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