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真面目な奴ほど
頑張りすぎる性格をどうにかしたい。先週も似たようなことを書いているが、足りないものを補う努力はしているものの、空回りしてばかりだ。仕事をするということが、これほどにも難しいものだとは思ってもみなかった。
私が配属された部署はベテラン揃いで、自分なりに全力で取り組んでいるつもりでも、ちゃんとできている感触がない。それゆえに自信が持てない。「経験の差を埋めることなんて無理なんだから比べる必要なんてないじゃん」とも思うのだが、毎日当たり前のように仕事をしている人たちと働いていると、堪えるものがある。
私は残念なことに教えてもらったことを3秒で忘れてしまうニワトリ頭をしてるので、人一倍の努力をしないと仕事を覚えることができない。仕事用の大学ノートに仕事の手順をまとめてはいるが、やることに追われているとその時間もなかなかとれない。さらに人によって言うことが違ったりするので、頭が余計に混乱する。本当に、何をどうしたらいいのか、何をするのが正解なのか、わからない日々である。
ありがたいことに「あんまり思いつめないでね」と声かけをいただくのだが、「ありがとうございます!」の言葉の裏には「そんなこと言ってる場合じゃねぇ!」という心の叫びが潜んでいる。それで、「頑張らなきゃ、頑張らなきゃ」と思えば思うほど心の疲労が蓄積して、ふとした瞬間にぱちんと弾けてお菓子の暴食に走ったり、涙をほろほろ流したりする。
果たして、私はこのままで大丈夫なのだろうか。もう何を言いたいのかさっぱりわからなくなってきたが。ボロボロになりながら体当たりを続ける日々はいつまで続くのだろうか。この時間が「過去のもの」として昇華されるまでにどれくらい時間がかかるのだろうか。
「みんなが通る道だから」と一言で済ませられるほど、私は器用じゃない。真面目な性格がこんなところで足を引っ張るとは。どこかの誰かが吐いた「真面目な奴は損をする」という言葉が、傷口に塩を塗っている。
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