五月病
5月6日、木曜日。新社会人にとっては最後のバカンスのような大型連休は儚く終わり、本日からまた闘いの日々が始まった。(まあ明日は金曜日なので今週はお試し運転みたいなものだろう。)
通勤電車に乗っていると電車が途中で止まった。車内に「あとの電車で具合悪くなっちゃった人がいたのでちょっと止まりますね。」という趣旨のアナウンスが流れた。いつもより早い電車に乗ったはずなのに、ついてないあ、と通勤のお供であるブレディみかこの本のページをめくる。
ふと頭に五月病という言葉が浮かんだ。ゴールデンウィーク明けのこの時期から徐々にいろいろ嫌になっちゃう心の病だ。そりゃ、嫌にだってなるさ。できることなら毎日ゴールデンウィークであってほしいし、ダラダラ休んで自分の好きなことして過ごす毎日の方が楽しくて幸せに決まっている。ついこの間まで毎日が夏休みだった新社会人ならなおさらだ。私もなんとか踏みとどまって家を出て出勤してきたからだ。
だから電車を止めてしまった人を責めることなんてできないのだ。辛いときは辛くていい。体の反応に正直でいいと思う。私は少し電車が止まったおかげで会社に行くまでにゆとりができて気持ちを落ち着かせることができた。
あと、もう一ついいことがあった。いつも出勤したときはあまり会社の人と顔を合わせることが少ないのだが、今日は3、4人くらいと挨拶できた。連休明け一発目のタイミングでこうもぞろぞと会えるとほっとするのだ。ああ、皆さん元気でよかった。
私は相変わらずポンコツ新入社員ではあるが、まあ、少しだけ頑張ってみようかなと思う一日の始まりであった。
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何の挨拶もなしにいきなりエッセイの投稿を始めてしまったが、ここで簡単に自己紹介をしておくことにしよう。
・名前:ミホシ
・職業:会社員(今年春入社)
・好きなこと:気の向くままにぶらぶらほっつき歩くこと
・将来の夢:自然豊かな土地で悠々自適に暮らすこと
最初のエッセイは、社会人生活を1か月過ごしてみて心を病んだ私自身の体験記である。エッセイの続きはまだ執筆中で、このエッセイがある意味私の自己紹介につながるので、気長に投稿していこうと思う。
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