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ショートヘアにしたのは

私は、この世の中のありとあらゆるところにばら撒かれている「女性らしさ」が苦手である。例に挙げるとしたら、会社の制服。女性の身体にフィットするように作られているから、腰を細く、お尻に向かって広がっていくシルエットなのだ。

その姿を全身鏡で見るたびに「オエッ気持ち悪っセクハラだわ!」と心の中で叫ぶ。でもありがたいことにうちの会社はスカートとスラックスを選べるので、私は早々にスラックスに変えた。

そして、私が最も嫌いな「女性らしさ」は長い髪である。ここ数年前でショートカットに転向した。成人式の前、長い髪が嫌すぎて母親に「髪切っていい?」と聞いたら「一生に一度の成人式なんだから伸ばしときなさい」と言われてしまった。そのときのモヤっと感は今でも忘れられない。

母親は自分にとっての理解者とはいえ、昔の人間ちゃ昔の人間だから、「女の子の晴れ姿=長い髪」が定着してしまっていたのだろう。でも本当にそうだろうか?成人式でそれができなくて悔しかった私は大学の卒業式ではショートヘアのままにした。(それはそれで褒められるという。笑言うこと聞く必要なかったね!)

ショートヘアが「かわいい!」と言われつつあるあるが、やはり初見の人は割と短い髪に驚いている気がする。特に職場の人間は古い人が多いので、なかなか攻めたショートが最初はできなかった。

美容師さんと相談して、「これくらいならバレないでしょ!」というラインを決めて、今はその髪型で職場にいる。ある意味これもやっもん勝ちだ。

世の中というのは、男女問わず、「らしさ」を知らないうちに押し付け合っている。「男なら頼りにされるようになれ」とか、「女は大人しくふわふわしてるのがいい」みたいな。(少し言い過ぎ?)
私はそれが縛りになっていたり、苦しいと思ってしまっていた。

そんなときは、自分の殻に籠らず、外へ出てみよう。良くも悪くも、世の中にはいろいろな生き方をしている人がいる。そういう人たちは、自分の中の「常識」とか「当たり前」をぶち壊してくれる。

私がショートヘアにして心が軽くなったように、自分が楽に生きる方法は、自分で見つけていくしかないのだろうなと最近は思うのだ。

以上、今日のモヤっとでした。

最後までご覧いただきありがとうございました。


p.s.
自分の写真を初めて使ってみました!!
襟足とサイドをハサミで刈り上げてもらってます✂️
綺麗なショートヘアを作ってくれる美容師さんに出会えたことに感謝です!!

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