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繊細人間の事情
繊細だと何かと損なことが多い。周りの空気とか、自分に必要のないエネルギーを吸い取って勝手に疲れる。
何もわかっていない人は、「そんなこと気にしたって仕方なくない?」なんて言うけれど、それは私もわかっているんだ。気にしたって仕方ないことも、それができたらどんだけ楽なことかも。
だから他人に言われると腹が立ってしまう。「うるさいな!!あんたに言われなくたってそうできるならそうしてる!!できないから辛いんじゃん!!」と心の中で絶叫しておく。作り笑いの下で。
繊細な人は周りと分かり合えない。というか、分かり合おうとしない。自分の感情は自分にしか理解できないものだと思っているから、誰かに打ち明けたところで傷つくのがわかっているから、自分の中に塞ぎ込む。
で、どうなるかと言うと、どんどん自分が苦しくなってくる。自分で自分の首をキツく締めていくのだから。周りに打ち明けることも、周りに頼ることもできない繊細人間は、どうすればその苦しみから解放されるのかを知らない。「助けて」が言えないのだ。
繊細人間だって、こんなことの繰り返しじゃいけないことくらいわかっている。誰かに助けてもらわなきゃいけないことくらい。でも考えれば考えるほどわからなくなって、苦しくなって、張り詰めていた糸をブチブチ切らしてしまうのだ。
繊細人間は生きるのが上手ではない。ものすごく下手くそだ。普通の人が普通にできることができないのが悔しいのだ。じゃあ結局どうしたらいいの?って話だが、もう、とことんマイペースになるしかない。
近くに自己肯定感を爆上げさせてくれる優しい大人がいればまた別の話だが、そんな大人は近くにいないことがほとんどだから、もうとことん自分に優しくしてあげるしかない。これもまた難しいのだが。下手な完璧主義が邪魔をするから。
生きづらさを感じている繊細さん、毎日しんどいことばっかで嫌になっちゃうかもしれないけどともに頑張っていこう。私には私の生き方が、あなたにはあなたの生き方があるはず。だから無理しないで。ゆっくり歩いていこう。
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