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AVの竿役に感情移入して勃起が止まらなかった

(NSFW)
お下劣な話題が含まれます。


私はオナニーが好きだ。
ちな週7~8。このペースは就職などしたら衰えるかもしれないと考えることがあるし、更に高頻度になるかもしれないと考えることもある。

この快感を体験したことがある人は案外少数派かもしれないが、外出している時に不意にトイレでするオナニーというのも実に面白い(ガリレオ)。



昔デスノートのSSで夜神月やLや日本捜査本部の面々が至高のオナニーについて熱く議論をするというものがあった(面白すぎた)が、そのSSの中でLが提唱していた「通勤や通学途中の電車の中でずっとエロいことを考え続けて、限界というところで電車内のトイレに行き、抜き、何事もなかったかのように席に戻る」というものを実証したことがある──私の最寄りの電車には備え付けのトイレはなかったので、目的地の駅に到着した瞬間そこのトイレに行き抜いた──が、非常にプレシャスな体験だった。


オナニーとは、やりよう次第で我々に非日常をもたらしてくれるマジック・アイテムなのだ。

外で"やる"際にはくれぐれも後始末をきちんとしましょう。


ともあれ今日の話だ。久しぶりによく眠れた(4度寝、10時間睡眠)俺は今日という日を美しきマスターベイションから始めることとした。周期的に2次元のオカズが食傷気味な今日この頃ではあるので、今日もFANZAのアプリを開きいつものオカズを漁る。

読者諸氏と同じように、私も中学生からずっとXvideos、Xhamster、PornHub、Sharevideosなど無数の"戦場"を渡り歩いてきたクチだが、ここ2, 3年は広告やスパムに溢れた無料エロサイトにとことんウンザリさせられる日々が続いており、気に入ったものや好きな女優が出ているもの、好きそうなシチュエーションのものはきちんとHD画質版を購入し閲覧することとしている。これもひとつの人間的成長といえるかもしれない。(そうでもないけど)


そんなわけで本日閲覧した作品がこれだ。

"マジックミラー号 ゲレンデで見つけた卒業旅行中の友達同士の男女が「素股マッサージ」体験 初めて触れ合うチ○ポとマ○コは火が付いて、そのまま生挿入真正中出し!"


この作品自体は何度も観ており、特に中盤の宮崎あや女史のパートがお気に入りで幾度となくお世話になっている。
筋書きとしては「友人関係である男女を二人きりで接触せざるを得ない状況に置き…」といったものであり、シチュエーションに重点を置いた企画ものだ。
「閉鎖空間によって引き起こされる過ち」を覗き見しているような背徳感により想起されるエロスが堪らないシリーズであり、近頃はこのシリーズに近い作品を見漁る日々が続いている。

ともあれ、今回私が閲覧したのは上記作品の3番目のシチュエーション。このシリーズのご多分に漏れず、大学におけるサークルか何かの集団内の友人関係と見られる男女が、試供アルバイトとしてマジックミラー号という閉鎖空間の中で「マッサージ」を強いられ、やはり最後には行為に及ぶ。

いつもは「成り行きのシーン」を掻い摘んで見てから行為のシーンを見るのが私の中の定石ではあるが、今日は気まぐれ的に「行為後のシーン」を最初に見ていた。それが結果的には高品質なオナニーを招いた、ということを記録しておきたいがために書き始めた記事だ。(ここまで1350文字)

閉鎖空間における過ちを犯した──このシリーズはしっかりと「うっかり中出しまでしてしまった」という要素まで抑えているのが非常に良い──後の男女に気まずい時間が流れる。しかし男が意を決した様子で口を開く。


〇〇:女優
✕✕:竿役

「…でも、〇〇とは、こうなりたかったっていうか…」

「…え?」

「…好き、ってこと…」

「うん…」

「…✕✕のことは、友達としか、見てなかったし…」

「…ごめん」

「あ…いや、大丈夫…」


こうして二人の間にさらに気まずい空気感が流れ、彼ら彼女ら二人のパートはそのままマジックミラー号を出ていくところで終了する。

私はといえば、その顛末をふまえた上でまた行為中のシーンにシークバーを戻す。見る。彼らの一時限りの過ちを。

〇〇は✕✕君、と竿役の名前を呼びながらよがり狂い、✕✕は勢いに任せて眼の前の獲物を貪る。理性やしきたりを捨て去ったケダモノとしての彼らがそこにはある。特に✕✕はこの後の彼女との関係がどうなるかも知らず、ひたすらに欲望をぶつけている。

きっと彼らはこの後も集団としての友人関係で何度も顔を合わせるだろう。そして必要があれば会話を交わすことだろう。しかし二人きりで弾む会話を交わすことは二度と叶わないのではないだろうか。


想像がつく。たとえばグループで食事や飲み会などに赴き、たとえば1人はトイレ、1人は会計、1人は買い出しなどでふと二人きりになる彼ら。

その間に流れる時間を支配するものは決して沈黙ではない。その場にいないグループの人間がその日に語った面白いエピソードを時間つぶしに振り返ったりする。現在の時刻や明日の予定を訪ねたりする。いたって普通の日常会話の中には隠しきれない気まずさが内在していることを互いに自覚しつつも、黙り込むわけにはいかない。そうこうしているうちに一時的に不在だった人員がまた集まり、また「仲睦まじい集団」に戻る。


今更タイトルに目をやると「卒業旅行中」と設定されている。であればここから、集団で会うこと自体もそう多くないのかもしれない。そんな中、彼らは気まずい空気感を保ったまま、しかし「仲睦まじい集団」を保ちながら大学を卒業するのだろう。

卒業後の就職で仲良しグループは各地へ散らばり、もしかしたら疎遠になるかもしれない。〇〇は誰かと結婚をし✕✕のことなど綺麗さっぱり忘れるかもしれない。
そして✕✕は、その後パートナーを見つけるかもしれないし見つけないかもしれない。
しかし彼の人生が今後どうなるかということは実はあまり関係がない。

ふとした瞬間。たとえば六畳間のアパートの部屋の電気を消し、ベッドに入り眠りにつく間際に、彼は○○のことを思い出すだろう。若かりし頃の自分達の過ちと、その時にだけ存在した二人きりの空間の感触を思い出し、興奮を思い出し、オナニーに昂じるだろう。そしてどことなくセンチメンタルな気分になった後に眠りにつくだろう。

そこまで想像した上で、私は彼らの一時の過ちをじっと見る。やはり勃起が止まらなかった。

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