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企業の採用活動について思うこと

基本的に全ての企業は優秀な人材を採用したいと考えていると思います。採用にはコストがかかり、能力の低い人材を採用していては採算が合わないですから、当然の考えだと言えます。

しかし一方で、自社の魅力に見合っていない優秀な人材を求めた場合、その要求する水準が高ければ高いほど、採用は困難となります。また、仮にその企業に見合わぬ程に優秀な人材を採用出来たとしても、企業がそれに見合った魅力を持っていなければ、いずれは離職してしまうでしょう。

つまり各企業は、自社にとって適切な人材の水準を設定して採用活動を行うべきだと言えます。また、優秀な人材の採用を目指すにあたっては、企業としてもそれに見合う成長を目指すべきではないでしょうか。

人手不足に悩む企業がある一方、日本にいる外国人はおろか、世界には職を求める人々が大勢います。

もちろん、採用するにあたって、最低限クリアしてもらわなければならない水準はあるでしょう。しかし、その水準を高すぎるラインに設定している場合、採用は困難になります。やや足りないと感じる人材をどのように育成していくか、それこそが企業努力として注力するポイントではないでしょうか。

今一度、自社の採用は高望みし過ぎていないか、優秀な人材を採用するための魅力を磨くことを怠っていないか、振り返ってみてはいかがでしょう。