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年に一度の逢瀬

基本的に夜行性気味な自分はぼんやり夜空を眺めているのが好きだし、月の満ち欠けもまた楽しみの一つだったり。

ぼんやり空を眺めていて、ふと思い出したいつもの友人(別記事に記載しているオネェさんの友人)の言葉を思い出した。

自分は七夕に天の川を見た事が無いなと思って、七夕の日に何にも考えずに「七夕の日っていつも天気が悪い気がするんだよね」と洩らしたのだけど。
その友人が意外な言葉を。

「ねぇ、アンタ。…一年に一度の逢瀬、他人に…ましてや沢山の人間に見せたい訳無いじゃない」

…との返答が。

なんかスゴく驚いてしまって。
驚くと同時に何となく納得もして。

「アダルトな意味じゃないわよ。…ただ、年に一度の二人の時間、見せ物になんてしたくないじゃない。二人っきりで過ごして良いと思うのよね」

…そりゃそうだ、仰る通り。
野暮というか無粋というか…そういう事は望むまい、と思った。

著名な方の名言集は沢山持っているけれど、友人や他の方の言葉にも驚きと感動を覚える事は多々ある。
自分はそういった事もとても好きだな、と思う。

…なんて一人でちょっと感動に近い感覚で居たのだけど。

その後の発言が。

「…まぁ、あたしが織姫だったら天の川なんてバタフライだけど」

天の川を越えるのか。アリなのか。
バタフライが出来るのか。
…さっきまでのロマンス感漂う感じは何処…。

咄嗟に頭の中が「???」くらいな感じにはなったのだけど、このバタフライ発言も含めて。

好きだなぁと思った。

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