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平行線

平行線。

好きだなぁと思う。
何を唐突に、との感じもあるけれど。

へいこう‐せん〔ヘイカウ‐〕【平行線】

1 同一平面上にあって、どこまで延長しても交わらない2本またはそれ以上の直線。

2 互いの主張・意見などがどこまでいっても妥協点の見いだせない状態をいう。「交渉は平行線のままだった」
デジタル大辞泉

個人的に平行線的な関係が好きだと思った。


良くないようにも見えるかもしれない。
ただ、私には有り難いというか。

平行線がとても離れて平行位置にあるのではなくて、ちょっと近い。
でも、交差しない。

辞書の引用を使うとすれば、お互いの意見や主張を妥協しなくても極端に離れる事も無く。

ただ、線として隣合いながらまっすぐに。
互いに何かで近寄ったりしても、交わる事は無く。
それでも隣合いながら長く続いていく線のように、少しずつ歩み寄ってみたり。

近い位置にありながら交差しない、それもアリだと思う。


根本的に『何事も何処までいっても自己判断と自己責任』だと考えているからか、そういう関係しか築けない(?)のかもしれないし、極端な話になれば人間関係は平行線と言い切っても問題は無いと思う。


交差するとその後は別方向にいってしまうのが淋しいのかもしれない。

自分の事なのによく分からないけれど、私は『淋しい』という感覚が薄い。

恋人であっても血縁者であっても、どれだけ付き合いのある友人でも。
精神的に絶対的に踏み込ませない部分がある。
それは誰でもあるのだと思うし、先方にそれがあっても淋しいとは思わない。

恋人だから、夫婦だから、〇〇だから、…どの関係性でも、全てを把握する必要は無い。
それは窮屈かな、特に秘密主義でも無いけれど。

知らない方が幸せな事も沢山あると思う。
知らない方が幸せ、とまでいかなくても…知らなくても良い、はあるだろうから。

『知識』は必要。

『個人の秘密』は私にはあまり必要無い。
無理に明かして貰わなくて良い。

知らなくて良いか否かはそういった所。

私は【平行線】が丁度良い。

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