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好きな曲 1. 【愛撫】

何か方向性を決めた方が発信という形で自分の感覚の可視化と整理が出来るかと思い至った結果。

【音楽】
ジャンル問わず、懐メロ(?)多め。

洋楽ならオールディーズ、ロックナンバー。
メジャーなものが多い。

邦楽は…軍歌や演歌は進んで聴く事はないけど、割と幅広く。
BOØWYやCHAGE and ASKAも好き、個人的にはASKA氏のソロでのライブも追い掛けた。
歌詞が自分の中で大きな割合を占めるので、個人的に綺麗だと感じられる歌詞が好き。

前置きはいいとして。

一番最初に書くのは何が良いかと考えた所、考え始めてYouTubeから歌詞サイトまで眺めて決まらず。

あまり気負って考えずに本日耳にした曲の中からセレクトすれば良いかと思い至った次第。
なので、ナンバリングに個人的な優劣も好みの差も無い。

中森明菜さんの【愛撫】
作曲・編曲共に小室哲哉氏
作詞・松本隆氏

もう漠然と素敵よね。
抽象的過ぎるのだけど。

松本氏の歌詞は他にも沢山お見受けするけど、本当にどれも素敵。
そして、私は小室氏全盛期(華原朋美氏、TRF、globe etc…)に丁度学生をやっていたのだけど…改めて、スゴいなと感じた。

歌詞に負けないメロディーとメロディーに飲み込まれない歌詞の共存関係というのは、全体のまとまりの完成度の高さが違う。

以下、個人的に好きな部分の抜粋。

愛さないでね 愛してないから
悲しい嘘がひとひら

中森明菜 【愛撫】

許さないでね 許してないから
憎むくらいに見つめて
柔らかな髪 撫でていた爪が
優しさでそまってく

中森明菜 【愛撫】

最早、個人的な性癖(?)に近いのでアレなのだけど…状況で使う漢字や平仮名を使い分けてくれる方の文章って、もう眼福で暫くときめいていられる。

【ひとひら】
『一片』『一葉』等ではなく平仮名。

個人的には『一葉』もありなのかとも思った。
『嘘』という『言葉』の中の一枚的な。

けど、これは平仮名だから良い。
こういった表現に出逢う度に、日本人で良かったと思う。

たまに島国根性に辟易しようとも何があろうとも大概の事を帳消しに出来る素敵マジック。
日本にはこのとてつもない魔法を使える方が数多く存在している。


以下、個人的解釈。

愛しいと思う事も諦めきれなくて、許せないと思いながらも許してしまっている自分も居て。

あぁ、そういえば…この人の髪はこんなに柔らかで、触れてしまったらやっぱり愛おしくて。
髪に触れている自分に対する無防備さと、その髪だけではなく柔らかな空気感に何と無く…嫌が応でも此方の気分まで和ませるような、気が付けばこの人と居る自分は普段よりも優しいような気がする。
…それが不快な訳じゃない。

ただ、同時に刹那的な感覚も抱いて。
それならあなたとこうして居られる間は、あなただけの事を考えるのも悪くないような気がする。

……と、ここまで書いて気付いたけど自分の視点が能動的な方なんだなぁと思う。
撫でられるのも自分ではない、というほんのり無粋な一言も添えて。

私は淋しげに歌う明菜ちゃん(急に距離感バグ)も良いけど、何処と無く強さも感じさせる歌い方も好きだ。

儚げな印象も、平たく表現してしまえば『幸薄い』ような感じもするのだけど…それだけじゃない。

ちなみに若い頃のデビューしたばかりのジャケットを見ると、どの時代線でも通じる可愛らしさだと思う。

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