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『20th Century Boy』と僕

どうも、英語は赤点がデフォだった僕です。

最近、T・レックスの『20th Century Boy』を5年ぶりくらいに聴いた。

圧倒的なパワーと、はちゃめちゃにかっこいいストレートなロックサウンドは、僕の中学・高校時代の諸々の憂鬱をぶっ飛ばしてくれていました。しかし大人になるにつれ、こういった「ザ・ロックンロール」的楽曲を好んで聴くことはなくなっていきました。時代はシティポップや!とか思ってた。なんならちょっと古臭くてダサいなんて思っちゃってたり…。今ではそんな考えこそダサいと思ってますが、そんな"痛い"時期もあってこその今ですよね。

現在、僕のiPhoneには2000曲近くの楽曲がDLされているのですが、一曲4分だと見積もっても全曲聴くのに130時間かかるみたいです。それだけの歌とメロディを楽しめるのって凄くないですか?僕がじゃなくて音楽が。

普段作業する時や寝る前なんかにはapple musicで適当にシャッフル機能を使い音楽をかけるのですが、その2000曲の中に埋もれていた『20th Century Boy』がたまたま流れてきた。これは個人的な体感の話なんですが、シャッフル機能ってランダムではないですよね。再生回数が多い曲だったり、直近で聴いた曲が流れてきやすい気がする。

そんな中、5年ぶりに突如現れた「ザ・ロックンロール」は強烈で、作業そっちのけで縦にノリまくってた。これを書いてる今だってそう。今日はロックから逃れられそうにない。でも僕は知ってる。ロックだって危険なんだ。こういったものは離脱症状がエグいので、大人な僕は過剰摂取に気を付けながら嗜む。気分はいつも上がったり下がったりなので。

なんか20世紀少年とか思い出しちゃうね。☝
洋楽もっと知りたいんだけど、スラングだったり雰囲気をつかむのが難しいからなかなか手をだせない。100%を受け取れない居心地の悪さが苦手だ。英語なんてなんの役にも立たないと思っていたあの頃の僕に、洋楽をもっと与えればなにか変わったのかもなー、なんて。

今の僕は「10月」を英語でなんと呼ぶのか分かりません。「サーティン」と「サーティ」はどっちが31で13なのか、ゴルゴとアイスクリーム屋を連想しないと答えられません。まあそれでも普通に生きているので、英語を学ばなくとも支障はないという昔の僕の主張はあながち間違いではないかもしれないけれど。


当時僕は『20th Century Boy』をどんな気持ちで聴いていたんだろう。「洋楽は難しいから…」なんて思っていただろうか。もっと純粋で、もっとストレートに「音楽」の世界を楽しんでいたような気がする。愚直さが恋しい。



ひん


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