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自分の意見を持ちたい人はどうしたらいいのかを考えてみた
最近「自分の意見をもちたい!」という人が増えている感じがします。もっと端的にいうと「発信しようにも自分の考えがもてない」という感じです。
じゃあ「自分の意見を持つにはどうしたらいいのか?」という話です。意見をもて!っていう本はやたらと出ているのですが、まあ題名みたら内容わかるんですが、「なんで意見が言えないのか」について考えてる本はあまり世の中にないなーと思いました。
というわけで、今日は「自分の意見を持つにはどうしたらいいのか?」について書いてみたいと思います。
本当に意見がない人はいない
僕がこんな事を考えるきっかけになったのは「いつも何か物申してるから発表聞いちゃうんだよね、どうやったら自分の意見がもてるの?」という質問があまりに多いこと。
そこで「○○はどう思う?」と返すという鬼のような「よし、さっそく意見言ってみろ返し」をします。意見を持ってみる体験してもらったほうが早い。
するとたいてい何かしら返ってきます。
つまるところ、「意見がもてない」パターンには2種類あるんです。
①本当に意見がない
②意見はあるが、言わない
こう分けたらはっきりするんですけど、みんな「②意見はあるが、言わない」なんです。
以前、こんな記事を書いたりしてました。
これは何かというと、アウトプットが大事だよというnoteです。簡単に説明しちゃうと、どんなに本を読みまくっても(インプット)、アウトプットしなきゃ意味ないよ、という話です。
おそらく、「本を読んでも自分の意見がない」というのは深刻なアウトプット不足にあると思うのですよね。
しかし、アウトプットしようにも「友だちに自分の意見を言うのは恥ずかしい!」というのがあります。
「意見があるなら言え!」で終わりなのでは・・・と言ってしまえばおしまいなんですが・・・
ほとんどの人は、それが苦手なんです。
当たり前ですね。まず自分の意見を言うメリットがない。
たとえば、友だちに自分の意見を言って、「熱いねえ」なんてからかわれたら地獄です。自分の意見を急に言うと、友だちもビックリします。
(でも本当は言い続けることで類は友を呼び、意見の言いやすい環境に移行していきます。)
一言でいうと、「意見をアウトプットする環境がない」ということです。
というので、みんな、自分の意見を出す力は持ちつつも、「意見をアウトプットする環境がない」ことを、「自分の意見がない」と錯覚してしまうのです。
意見を言える環境づくりが大事
先ほど申し上げた通り、ファシリテーション(ディスカッションの司会)を勉強しまくって実践してみている僕調べでは、「①本当に意見がない」人はいません。
ここで多くの人が「じゃあ無理じゃん」と諦めてしまうのですが、比較的やりやすい方法はあるかなーと思っています。
意見を言う場所が不足していること、これを解決すればおしまいです。
じゃあどうするのがいいのか?
で、これを解決するにはかんたんで、読んでいる人はもうnote中に少しこぼしたのでお気づきだと思いますが、最終的には「めげずに自分の意見をいうこと」が一番いいと思いました。
「類は友を呼ぶ」とはよく言ったもので、自分の意見を言い続けると、それがうっとおしい人は離れていき、好きな人は残る。・・・①
さらに「こいつには近寄らんとこ・・・。」というひとは一生知り合わず、「このひとに話しかけてみよう!」という人は自分から知り合おうと動いてくれる。・・・②
なんか急にふった①②なんですが、これは
①顕在層へのアプローチ
②潜在層へのアプローチ
という言い方ができます。名前はどうでもいいんですけどね。
要は、「意見を言い続けてれば意見を言える環境になっていく」ということです。
ここまでの流れは
①「自分が意見を持っている」ことに気づいてないことが問題
②その環境が周りにないからだ
③じゃあ自分で環境を作ろう
④「類は友を呼ぶ」から、なあんだ、意見を言い続ければいいのか
これでいける人はいいんですが、さらにもうひとつあるのが、
⑤意見を言うことに慣れてない!
という⑤の段階
こうなっている場合、意見を出すことに慣れてない、というのをまず解決すべき。
このnoteではちゃんとここまで解決したいと思います。
意見はある、でも出すことに慣れてないんですよね、最初の「○○はどう思う?」に意外と答えられる人ばっかりだったことを思い出してください。
意見を出すことに慣れる方法
ちなみに、意見の出し方も、いろいろあります。
おすすめは
「紙のノートに思ったことをそのまま書く」
これだけです。
ここでポイントなのは、「そのまま書く」ということです。
たとえば、人のプレゼンを見たとき、僕のノートには
・声が小さい
・どこ見てる?
・東京でも虫は捕れる
・自信ないのかなあ
・スライド移すの早い
・文字小さい
とか書かれていきます。
こうするともう意見だらけです。このノートを整理してまとまった意見にするなら
「プレゼンするときって、本人の挙動って大事だよね、頭に入ってこないもん。じゃあどうするかなんだけど、シンプルなのが3つあって、1つは声を大きくする。1つは聞き手をみる。最後に、堂々とする。この3つをしっかり意識すれば完璧だよね!」
友だちがこれ急に言い出したらビックリします。すぐメモします。
でも中身はふつうにプレゼン聞くときみんな思ってることです、でも意見として成立してる。
で、友だちにいうのが恥ずかしい人は、ノートの中でこんな風にまとめます。
■プレゼンのコツ
☆挙動が大事
①声を大きく
②聞き手を見る
③堂々とする
とまとめちゃえばいいんです。ビジネス書かっていうクオリティ。
これで意見を出すことに慣れていけます。
なので、「意見を出すことに慣れていない」っていう方は、ノートに思ったことを書いていけばいいんじゃないかと思います。
ノートの中ならだれにも見られないし、ノートにたまってきたら人に話したくなってきます。それはもうあなたのノウハウです。
おわりに
これからの時代、自分の意見をもてない人はやばいと思うんです。
AIがみんなが出せる意見をバンバン出す中、大事になってくるのは「誰が言ったか」。
大量の情報をもとにした上質なレコメンド、その中で最終的にどれを選ぶかだったり。
どの飲み屋も味は大丈夫なとき、誰の一言で店を決めるか考えると分かりやすいかもしれません。
自分の意見をもつこと、それがこれからの時代の教養なのかなって思います。
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