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なんのコトはない積乱雲ができた真下に陣取っていただけだ。それにしても、大魔王が出てきそうな空だった。

イベントらしいコトはほとんどないし、どこかから引っ張ってきたネタを引用して書きたいとも思わない。気が付くと日記を書くようになっていた。そんな日々の中、昨日は「梅雨入り」について書いたばかりだった。

朝から梅雨の晴れ間というには少し違和感があるくらいの快晴だった。むしろ「夏」到来がしっくりくる空だった。打ち水とか素麺とか風鈴のコトが浮かんだ。

昼過ぎには、パラパラ雨が降ったりして、少しずつ不安定になっていた。午前中に洗濯物があらかた乾いたのは助かった。

夕方だ。大魔王がやってきたのは。空が割れて、禍々しいモノが下界に舞い降りる雰囲気だった。雲が低く「そこにある」実存感だった。

30分前には、傾いた太陽からの西日が部屋の壁を染めていた。そこからは日早かった。みるみるあたりが真っ暗になっていった。

まさに天気急変だった。ものの5分で豪雨がやってきた。道路に大粒の斑点ができてあたり一面が水浸しになるのにそう時間は掛からなかった。30分くらい降り続いたろうか、雨が上がった頃にはとっぷり日も暮れていた。

書いている今もまだ濡れ残った雨粒が網戸についてる。大雨過ぎたのだろうか、いつもより静かな虫の声が聞こえる。

日々の変化がない中で、四季の移ろいや折々の空模様の変化はちょっとした気晴らしになる。バイクに乗っている期間が長いからか、剥き出しの空気から感じられる情報が気になるのかも知れない。在宅勤務中心になったからこそ、その感性が活きている気がする。逆説的ではあるが。

色々ピークだが、金曜にはひと息つきたい。もうどう過ごすかは決めている。それまでに、区切りをつけられるか正念場が続く。

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#題名のない日常 #ジャニ記


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