#92_【まちあるき】なんとなく尖っているのは健在_小竹向原・江古田
離島に住んでいると、島外に出られる機会が限られるので、アイランダーのついでにお客様回りをしてきました。
最後のお客様を訪問したあと、時間に余裕があったので、 会社員時代住んでいた練馬に行きました。練馬といっても一番東側ですので、練馬大根が連想されて畑ばっかし、ということは全くないのですが、小竹向原駅の秘密基地というか地下要塞な感じは健在でした。
地下鉄の駅は、一般的に大きい道路の交差点にあるものですが、小竹向原駅は出入口が住宅街のど真ん中にあり、何度訪れても笑ってしまいます。
2番出口から徒歩10秒くらいのところにあるオシャレな喫茶店「acacia」さんにおじゃましました。
中に入ると、先客にシャンソン歌手をされている方がおり、 マスターから対馬から来たと紹介されると、韓国映画のラストプリンセス(主人公が徳恵姫)の話や日韓親和会の会長をされていた鈴木一さん(鈴木貫太郎元総理のご子息)の話をされたりと、ディープな話題を次々披露され、面食らってしまいました。
ちなみに、鈴木貫太郎元総理は、海軍大将まで歴任された方で、竹敷要港部にあった水雷挺基地に赴任した経験もある方です。
「acacia」さんで話が盛り上がりすぎ日が暮れてしまいましたが、もう1ヶ所パンマニアにはお馴染みパーラー江古田さんの店主のところへ。
振り返れば、開店して15年以上経ち、風のウワサで事業が順調に大きくなっているらしいと聞いていましたが、人気店だけにそれなりに従業員を雇用しており、コロナ禍や人手不足が降りかかり、世間話をしながら、私の苦労など足元に及ばないと、色々考えさせられました。
それにしても、江古田は、ただ歩いているだけでも突っ込みどころ満載な町で面白いです。
私の場合、かつて住んでいましたので、過去と比べながら観察を楽しむことができますが、学生街(しかも、割とアート系)で私のようなオッサンはターゲットにならないお店も多く、変化についていけなかったところもありました。
とはいえ、記憶に留まっているものがなくなって残念というわけではなく、色々な人の集合知が集まると、自分に見えなかった世界が拓けて面白いことが起きそうだ、ということを再認識しました。
年明けくらいに対馬でも、そんなイベントを企画したいですね。
寒くなりますが…(^^;。
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