見出し画像

【理学療法士国家試験】1日で対策できる脊髄小脳変性症!

受験生の皆さんこんにちは。リハビリ専門学校で教員をしている、理学療法士のダイ吉です。

私は、ボーダーラインの学生を国家試験に合格させるため、毎年200時間以上の国家試験対策をやり続けています。

その経験の中で分かったことは、効率良く平均点をUpさせたいなら、神経筋疾患の分野が最高!ってことです。

難病は解明されていることが少ないので、新しい問題を作りづらいのでしょう。毎回、同じような問題が出るので対策が簡単です。

脊髄小脳変性症は、毎年2~3点分ほど出題されており、かつ小脳出血や小脳の解剖の問題にも共通して役立ちます。

脊髄小脳変性症とは

脊髄小脳変性症は、遺伝性 & 非遺伝性の神経難病で、小脳が萎縮することで様々な運動障害が生じる病気です。

進行するにつれ、小脳の隙間が大きくなり、運動のコントロールが障害されていきます。

よって、脊髄小脳変性症では、小脳性運動失調が主症状となります。


小脳の機能と解剖

小脳は後頭部付近で脳幹の後方に位置し、中央にある虫部と左右の小脳半球で構成されており

 ✔ 小脳虫部 → 主に体幹を制御

 ✔ 小脳半球 → 同側の上下肢を制御

このように分けることができます。

錐体路は延髄で交叉しますが、小脳は同側を支配するので間違わないようにしましょう!

さらに、この病気の「脊髄小脳」という名前は、脊髄+小脳という意味ではなく、小脳虫部と半球の内側を併せての呼び名なので注意!

そして、共通問題でたまに出題されるのが、小脳脚(しょうのうきゃく)です。

小脳は脳幹と連絡しており、上から中脳・橋・延髄と、上・中・下小脳脚でつながっております。

このあたりの解剖学も、共通問題でよく出題されていますね。

こんな問題で1点を拾って行きましょう。


さて、ここからの解説は有料です。

もし、購入に不安がある場合は、こちらの無料記事を参考にしてから購入を検討して下さい。

また、6疾患全てが入った、マガジン購入が安くておすすめです。

でも、今回は有料記事のため、誰にでも理解してもらえるよう、時間を掛けて仕上げてます。

オリジナル問題も用意してあります。

今までに培った経験と、分析結果を全て詰め込んでありますので、どうぞ期待して下さい。

ここから先は

4,593字 / 31画像
この記事のみ ¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?