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国家試験対策はグループでやる方が得なのか?

医療職を目指し、国家試験勉強に励んでいる、受験戦の皆さんこんにちは。専門学校教員のダイ吉です。

年も明けて、私が勤める専門学校も、国試対策で慌ただしい時期になりました。

本校の国試対策は、グループワーク主体です。個人ワークは認めず、クラス全体で協力できる体制を取っています。


グループワークはお得か?

結果から言うと、めっちゃお得です。個人で勉強している人とは、後半の伸びが断然に違います。

私が通っていた養成校は、国試対策が自由でした。模試さえ受けていれば、基本的に教員からは何も言われません。

周囲の人間は、グループで作業をしていましたが、自宅が遠かったのと、前半の模試が好成績だったこともあり、私は1人で勉強していくことにしました。

1人でコツコツと国試勉強を進めたところ、模試の順位も上位をキープできたので、全く疑うことはありません。

しかし、12月を過ぎた頃から、周囲の人間にどんどん追い抜かされてしまったんですね。

グループ勉強組は、後半の伸びが違います。

順位が下がり、私は慌ててギアを入れ直しました。けど、勉強量を増やしても全く歯が立ちませんでした。


グループワークの強み

複数人数でやることで、知識を共有(シェア)できる部分が強みですね。

分からなければすぐに誰かに聞き、教えた方はアウトプットのチャンスになります。

その作業を横で聞いていた人も、頭のどこかに残っています。無意識にエピソード記憶になっていることも…。

友達のために語呂を考えた!

みんなで共有できるよう絵を描いた!

こんな温かな行動が、自分の知識になって戻ってくるのですね。1人でやっていた私は、所詮1倍速でしか成長できませんでした。


グループワークの弱み

当然ですが、メリットだけではありません。グループで進めることのデメリットは、人間関係のトラブルです。

成績が伸び続けていれば、どんなことでも我慢できます。しかし、思ったような成果が出ないと、人は誰かのせいにしたくなるんですよね。

このトラブルの原因は、勉強スピードの違いです。

どんどん先に進みたい人もいれば、ゆっくりと進めたい人もいます。理解力には個人差があるので当然です。

これを防ぐためには、教員を交えてしっかりとグループを決めることです。間違ってもクジで決めてはいけません。

もし、今のグループに満足していない場合は、人を入れ替えるとか、グループ内でペアを作るなどをしましょう。

それでは、残りの期間で成長できますように!


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