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中二病と社三病

厨二病なったことあります?思春期に自分の現実を認めない判断をとった結果、謎に特別だと思い始める自己防衛の病です。にんげんって面白いを表すかのようなこの素晴らしき心の病は、もはや自我なくイキリ散らかすゾンビとなり、人生というキャンパスがふやけるほど自分の歴史に黒を色濃く上塗りするるため、生きながらにして自分の人生を殺すハリガネムシが入ったカマキリみたいな状態になります。

まぁ大抵は遅かれ早かれそんな自分に気付き、「おれあの頃おかしかったから」や、「やり直したい、」とか言って「おれまだ大丈夫だよね?みんな忘れてくれるよね?なかったことになるよね?ね?」みたいな確認を2、3時間に1回してくる許し被りモンスターに返信するわけですが、まず何よりその恥ずさを性欲より早く学んだ現代の皆さんは、厨二病自体なることを避けて大人になったはずです。しかし、そんな量産型カマキリ達を横目に自分のイタい部分をひた隠しにしてきた僕らの中から、以外にも次のトラップに引っ掛かってしまう人が出てきます、それが今回話す社会人3年くらいです。

学生時代を終え、何となくイキるとかあんな感じの痛さは子供特有みたいに過去のこととして考えているそこの社会人、才能開花の音がするってやつです。明治維新もびっくりの音量で朝のアラームが如く国境まで響いています。働いて1、2年くらいまでは、いつでも仕事辞めれば学生の生活がまたできる気がしつつ辞めないという、気持ち的な最後の抵抗をしながら過ごしますが、3年目ともなると社会の奴隷として生きることに慣れ始め、学習性無力間の犬みたいによだれダラダラで毎日無で出勤し始めます。

バッキバキに凍ったタオル
全然関係ない

こうなるともう諦めているので、これからこちら側にやってくる2、3個歳下を見つけては、余裕ありげな笑顔で優しく微笑み始めはじめたりします。また普段から以上なストレス下に置かれているからか感受性がバグっているため、ちっちゃいことは気にしないユッティ顔負けの優しい態度を取れるようになってきます。実際は諦めが脳を完全に支配しただけのゾンビなのですが、なぜか年下にはそれが大人の余裕に見えるらしく、時にセックスまで行くことができます。マージで意味わかりませんが誰もが歳をとるので、ある程度歳食ってればどっちも経験したことがあるでしょう。ない?ドンマイ。

そんなこんなで「年の功」のカラクリを理解してきた今日この頃、ぼくも着々と両足をイキリ沼へどっぷり浸かしに行っているのでした。なんかこう、あれですよね、最初は自分もみんなと同じで普通に働いてるだけだし大したことないよって本気で言うんですけど、やっぱ学生の人達からすればまだ自分がやったことないことしてる訳だから何となく大人に見えるんでしょうね、そして忙しすぎるから連絡も適度になるしなかなか会えないレアキャラって要素も加わって完成です。そんな眩しい眼差し注がれるうちに「あれ?もしかしてこれが、大人?!」みたいなね?こっちも勘違いちゃったりして、ちょっといいこと言おうとすると心の病に感染します。

20代半ばの今はいいですけどみんな歳は平等に取るので30とかまでこんなこと多分やってらんないわけです。足元確認しながら生きてた奴らはいつの間にやら結婚して子供育てて、気付けばおれらはあったはずの足元が消滅して宙に浮いちゃってるわけですきっと。そうはならないように、でも足元ばっか固まったかどうか気にしてる人より今を楽しむ無鉄砲さを持ったり、まぁそんなこんなで程々なバランスの上でおっとっとしながら、明日も死んだ顔で玄関の鍵を閉められるといいですね。おやすみなさい。




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