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当たるチラシのつくり方⑤

2023.02.06

【”当たるチラシ”はデザイン論だけじゃない】

こんにちは!BE Messengerの吉沢です。
先日いったん締まった「当たるチラシのつくり方」シリーズですが
ありました。
早速書き漏れが。笑
ということで第5編、お伝えしてまいります。

デザイン=見た目も勿論反響に大きく影響しますが
それだけではないチラシの「設計要素」があります。

それが紙の「サイズ」と「質」の選択

皆さんのご自宅に入るチラシをイメージしてもらいたいのですが
スーパーマーケットや車販店などの
”ドデカイチラシ”をたことがありませんか?

A2サイズ、B3サイズといった大きな紙面の中に
何十、何百という無数の品揃えがびっしり。
まさにボリューム重視!品揃えで他を圧倒!
といった感じ。

お店の新規オープンや、年に1回の繁忙期の大勝負
等のタイミングであれば、
確かにこういったインパクトのある大きさに仕上げるのは
存在感を強く示す上で効果的かもしれません。
が、
それらは果たして本当に投資対効果は良いのでしょうか?

【チラシは大きいが正義 ではなかった】

新聞折込でよく見られるのが「B4サイズ」のチラシ。
イメージ的には、普通のコピー用紙よりも一回り~二回りほど大きい
そんなサイズ感のものですね。

何故、折込はB4サイズが多いのか?
実はそこには反響に影響するような根拠はそこまでなく、
新聞屋の都合だったりします。
A4やB5等、小さいサイズは挟み込んだ間から落ちやすく
扱いにくいのです。
なので落石事故が起きにくいB4以上のサイズが推奨されます。

ですが意外と、紙を小さくしても反響が余り変わらなかったり
寧ろ思い切ってサイズダウンすることで
反響が好転する事例も実は数多くあります。

■スーパーマーケットがA2→B5に変えて、反響率1/81で来店誘導
■投資用不動産チラシを金券サイズに変えて193/100,000の反響
■警備員求人チラシA4→B5に変えて反響1/1000,000→1/2,000に急上昇
■アプリのチラシA4→金券サイズに変えて反響1/800→1/170

紙面を小さくすることのメリットはいくつかあります。
①逆に目立つ
 チラシは同時に複数投函されることが多々あります。
 新聞折込となれば、ほぼ確実にそうです。
 周りは当然のようにB4が並ぶ中、
 1枚だけ明らかに小さいチラシが紛れている。
 と、妙にそのチラシだけ目立ちます。
 良い意味で浮くのです。
 このちょっとした違和感が注目を得るきっかけになります。

②”お財布滞在率”のアップ
 
チラシが効果を発揮する上で重要な要素の一つは
 すぐに捨てられないこと。
 つまり「保存性」です。
 はがきサイズ
金券サイズなど
 コンパクトな大きさに収めることで
 「ちょっとこれは取っておこうかな」
 に繋がりやすくなります。

 相手の手元に残り、視認率を高めること。
 これも反響を最大化するための仕掛けの一つです。

そんな訳で、最近は
よりチラシサイズを「下げる」提案をすることが多いです。

とはいえ、
長年継続してきた型をいきなり崩す
しかもダウンサイズというのは、なかなか勇気が要るものです。

もし反響が落ちてしまったら?

ですが、そんな不安を乗り越えて
思い切って新しい挑戦をした結果、
コストダウン&反響率アップという
大きな成果を得た企業さんも少なくありません。

テンプレートがマンネリ化している方
従来の形に懐疑的になりつつある方
一度、飛び込むつもりで試してみませんか?

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