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41歳の春、プロコーチになるまでのあれこれ② 〜ドイツでゼロリセット〜


こんにちは。

ドイツ、ハンブルク在住
リーダーシップコーチ/メンターコーチの

ホイスラーアルビ 愛 (めぐみ) です。


前回の記事で

30代の後半に

変わりたくてふつふつとしていた自分がいた、
と書いたのですが

少し話を遡って

ドイツに着いた33歳から

39歳までの間の話をしたいと思います。

東京でドイツ人夫と知り合って

結婚後もしばらく日本に住んでいた私達でしたが

(結構端折ったな、笑)

↑ また機会があったらここも書きますね。

ある日突然夫のドイツ転勤が決まり

彼の故郷であるハンブルクに移住したのでした。


その時すでに

ドイツ人と暮らして8年くらい経っていましたが

まあ、お粗末なドイツ語で、笑。

普段の会話は英語と日本語、


ドイツ語はほぼゼロの状態で移住しました。


家族も一緒だし

子供の頃から新しい環境は慣れてるし
(国内だけど‥)

どうにかなるかな、と

正直甘くみていました。

ドイツのハンブルクに降り立ったのは2008年の夏。

ヨーロッパのさわやかな夏風を感じながら
新生活がスタートしました。

後から色々な人に

「どうやって移住に踏み切れたの?」
「日本を離れるのは怖くなかったの?」

などとよく聞かれたのですが、

夫が出張先から持ち帰った急な転勤話、

なぜかネガティブな感じがしなくて
きっといい未来があるはず、と思っていたのを覚えています。

当時長男は4歳で、
横浜のドイツ人学校の幼稚園に通って1年だったし

マンションも購入で
タイミングが悪いといえば悪い、

それから

実家の家族のことはとても気になりました。

可愛い初孫とこんなに早く引き離していいのだろうか、、と。


これに関しては正直15年ドイツに住んでいても
罪悪感を感じることはありますよ。

きっと海外在住の人が抱える罪悪感、あるあるかもしれません。


さて、話を戻すと

比較的ポジティブな気持ちで、
季節のいいヨーロッパの街に辿り着いた自分でしたが、


季節が変わり、
引っ越し関連のバタバタが過ぎ去ると


一気に冷たい風がやってきた感じでした。


ハンブルクってお天気が悪くて
特に秋から冬にかけては

晴れている日が本当に少なく
空は常に雲に覆われ薄暗いんです。


そんな天候が続く中、

自分のお粗末なドイツ語で必死に買い物したり
デリバリーが届くのをびくびくしたりして

過ごしていました。


夫は当時国外出張が多く、
月の半分は不在でした。


最初の頃は購入した家具や家電が届くことも多かったのですが
設置してもらうにも上手く説明できない、、

なんとか伝えようとしても誤解されたり、
相手がイライラしているのを感じたり


自分に全然自信が持てなくなっちゃったんですよね。


そういえば、いつか
海外生活のスタートは自分が赤ちゃんになった気がすることが多くて
自分と向き合うセラピーのような期間、って

聞いたことがあります。


いまから思うと、まさにそんな感じでした。

海外生活ははじめてでなく、

20代前半でイギリス留学をしているのですが


年齢もあるのか

そして何より自分から自発的に行った留学とは

お勝手がちがったのでしょうね。


一度ネガティブに考えると、

どんどん思考が後ろ向きになってしまって

鬱々と過ごしていたなあ、と思います。


コーチになる人って

大抵人生のどこかで、
こんな風に鬱々として過ごすことが多いのかな、と思います。


ずっとポジティブでスムーズだと

自分の人生が大きく変わったときの喜びとか感激が少ないのかも?と。


これはバイアスかなあ?


少なくとも私の場合は、

海外で一度ゼロリセットして

自分の中のネガティブと向き合ったことが


のちのちのコーチとしての活動に大きく影響しているなあ、と思います。


当時の自分の写真を見ると

暗くて自信なさげで

とっても曇っている感じです 笑。


そんな私が社会復帰に踏み切ったあたりのお話を

次回書いていこうかな、と思います。


最後までお読みいただきありがとうございます。





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