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VIA THE BIO|タレッジョ DOP ビオ

VIA THE BIO(ヴィア ザ ビオ)さんのチーズを紹介するシリーズ。

VIA THE BIO(ヴィア ザ ビオ)さんは、私たちと同じつくばに拠点をおく、チーズのインポーターさんで、ビオ(オーガニック)のチーズや熟練の熟成士の手によるチーズを多数輸入されている会社です。

そもそもビオのチーズとは

チーズの原料といえば、当然牛や羊やヤギなど色々な動物のミルクなのですが、このミルクを出してくれる動物たちが、何を食べて、どういう環境で暮らしているかなどで、ビオの認証が規定されています。

ビオのチーズの場合は、牛さん達が食べる牧草や干し草がオーガニックの基準で育てられたものであり、加工段階で塩などを用いる場合も、厳しい規定を守られた製造が行われたものとなります。

牛が本来のライフサイクルやライフスタイルに近い形で育てられ、その牛がもたらしてくれるミルクで用いられたチーズが、ビオのチーズと言えます。

タレッジョ DOP ビオ

note_タレッジョビオ02

タイプ:ウォッシュ・牛
産地:イタリア

VIA THE BIOさんによる解説:
イタリア北部ロンバルディア地方タレッジョ渓谷でつくられるウォッシュチーズ。ミルクのピュアさからかオーガニックのタレッジョは色も非常に綺麗な白色で、食感はねっとりとしているが味はスムーズ。

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Wikipedia なんかでは、「ウォッシュタイプのチーズであるため特有の強い匂いを有するものの、穏やかな口当たりと軽い酸味を持つ食べやすいチーズ。外皮はピンク色からオレンジ色であるが、熟成したものでは茶色がかった色になりアオカビが付くこともある。」と紹介されているこのタレッジョ。

VIA THE BIO(ヴィア ザ ビオ)の代表、綿引さんに聞くと、

タレッジョ渓谷で作られるからタレッジョなんだけど、このタレッジョ渓谷というのが結構広いエリアで、同じくタレッジョって言ってもいろんなタイプに出会うとのこと。

そして、結構独特の香りが強いものに出会うことが多くて…

確かにこのタレッジョ、オレンジ色の表面に青カビがビシッとついていて、包みを開けた瞬間に、ウォッシュチーズらしいあの得も言われぬ香りが立ち昇ります。

このビジュアルと香りに、チーズに慣れていない日本人だと一瞬おののくかもしれません。

まあそれでもウォッシュチーズ界においては、まだまだマイルドな方で、各地で「香りは穏やか」とか「初心者向けのウォッシュチーズ」などと紹介されています。

やはりコンディションの良い VIA THE BIO のチーズ

初心者向きだけれども、ウォッシュらしい香りのあるタレッジョですが、そこはさすがに、何よりもミルク感を大事にしているというVIA THE BIO(ヴィア ザ ビオ)さん、口に入れた瞬間にぱっと広がる景色は全然違います。

包みを開けた時の香りやオレンジの外皮に青カビが付いているビジュアルを良い意味で裏切る、なめらかでピュアでスムーズなチーズの味わい。

濃厚な熟成バターやクリームのような味わいは、まさにミルクを感じる柔らかな味わいです。

ワインと一緒にそのまま食べて、いくらでも食べれそうなほど、フレッシュで、香りも良い塩梅に味わいに馴染んでいます。パンにバター代わりに載せて食べて、赤ワインを飲み干すと至福。

綿引さんいわく、なかなかこのすっと馴染むようなミルク感を持ったタレッジョは見つからないとのことで、きっと良い草を食み、良い環境で生きている牛だからこそのピュアな味わいだと思うとのことでした。

タレッジョ渓谷は、文字通り渓谷で川を底に丘や山があり、その丘の草を食みに渓谷を登り降りすることで、牛さんも適度な運動をしています。

適度な運動と良い食事が、健康につながるというのは牛も人も同じかもしれませんね。

おわりに

be a good friend は、ヨーロッパを中心に自然派ワインを輸入し、造り手の想いに共感してくださる全国のワインショップさんなどに販売するワインインポーターです。

また自然派ワインの部門とは別に、国内の自然栽培の農家さんのお野菜を全国の飲食店さんや、個人の方にインターネット販売を行う八百屋部門のポム・ド・テールも活動中。

地元のよしみもフル活用して、VIA THE BIOさんのチーズを自然栽培のお野菜や自然派ワインなどの果実酒と一緒にお届けしています。

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ハード・白カビ・青カビ・パルミジャーノなどタイプがお選びいただけます。お届けするチーズは、その季節にあわせたオススメや入荷状況などを見てチョイスします!



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